第23話 「長い戦いになるだろう……」


 三度目の迷宮探索行。


 その2日目。


 俺たちは36層にいた。


 36層から40層は「雪原階層」と呼ばれる、その名の通りにどこまでも雪原が広がる階層だ。


 建物や遮蔽物の類いは存在しないが、とにかく広い上に同じような景色が延々と続き、おまけに迷宮の中では方位磁石も意味もなさないから、迷ってしまう探索者も多い。


 予め下層に通じる場所を調べていない場合、階段を見つけるだけでもかなりの時間を費やしてしまうだろう。


 だが、先人が集めた情報をきちんと調べてさえいれば、階段を見つけることはそれほど難しくない。


 階段を降りた先は崖の壁面に開いた洞窟の中になっており、そこを基点としてどのように進めば良いのか、その情報が探索者ギルドには集積されているからだ。


 ゆえに、この階層で真に気をつけるべきは他の事。


 一つは気温。


 雪原だけあってこの階層の気温はかなり低く、予め防寒着などの装備を用意していない場合、あっという間に寒さによって体力を奪われる。いかに頑強な肉体を有する探索者とはいえ、この環境だけで凍死しかねない危険がある。


 当然、俺たちもストレージ・リングに収納していた防寒着を身につけてから探索を開始した。


 二つ目はブリザードだ。


 雪原階層では時おり、雪も降れば強風も吹く。特に強風が吹いた場合、地面に積もった雪が巻き上げられて視界を覆い尽くし、すぐ前を歩いていた仲間の姿さえ見失ってしまうことがある。


 おまけにそういった時に限って魔物が奇襲を仕掛けて来るから厄介だ。


 視界の利かない中、襲ってくる魔物に対処するのは容易ではない。


 出現する魔物はアイス・ウルフやスノー・ゴーレム、フロスト・ジャックやスノー・ワームに、個体数は少ないがフロスト・ドラゴンという大物までもが、単なる雑魚敵として出現してくる。


 最上級探索者ともなれば魔法使い系のジョブではなくとも、当然のように魔力感知はできるから、襲って来る魔物たちの魔力を感知することで、奇襲に関しては何とか対応することができる。


 エイルのような【隠身】系統のスキルや技術でもなければ、自身の魔力を完全に隠すことは難しい。


 幸い、この階層に出現する魔物はブリザードによる視覚、聴覚、嗅覚の遮断を前提として奇襲してくるから、そういった魔力を隠蔽する技術は持っていないようだった。


 しかし、奇襲への対応も完璧とは言えない。


 雪原階層は膝の少し下辺りまで雪が積もっており、かなり足場が悪いのだ。踏み込みの力は雪に吸収されてしまい、素早く動くことも踏ん張ることも難しい。


 ゆえに、これまでのように後ろへ魔物を通さない、ということはできなかった。


 そもそも奇襲なので前後左右のどこからでも襲って来る可能性はあり、さらにスノー・ワームは下から、フロスト・ドラゴンは上空からも襲って来る。


 おまけに野生の本能なのか、俺たちの弱点を的確に突いてくる厭らしさまである。


 弱点――つまりは、非戦闘員である【封神四家】の4人だ。


「――4人の守りを最優先しろッ! 耐えておけばローガンさんたちが倒してくれるッ!」

「「「おうッ!!」」」


 猛吹雪に隠れて積極的に4人を襲う魔物たちを、≪鉄壁同盟≫のガロンたちが完全に守護する。


 6人全員が盾士系統のジョブであり、しかも内3人は固有ジョブに覚醒している≪鉄壁同盟≫だ。深層の魔物とはいえ、守護者でもない雑魚に守りを抜かれることなどあり得ない。


 何のスキルをどんなふうに使ったのかは分からないが、エヴァたち4人を中心に≪鉄壁同盟≫が等間隔に円陣を組んで盾を構えると、まるで結界のような半球状のオーラが展開された。


 それはかなり強固なようで、フロスト・ドラゴンのブレスや鋭い爪撃にさえ、びくともしなかった。


 そうして時間を稼いでもらえれば、後は簡単だ。


 足場が悪いとはいえ、それならそれで戦う術は幾らでもある。


【飛刃】や【フライング・スラッシュ】のような遠距離攻撃に、【瞬迅】や【スピード・ステップ】のような移動用のスキル、そもそもイオならば多少動けなくとも、魔法で魔物を屠ることに支障はない。


 フロスト・ドラゴンは多少強いが、それでも【飛閃刃】や【轟連刃】ならば十分に倒せる敵だ。あるいはローガンの【飛龍断】やイオの攻撃魔法で屠っても良い。


 厳しい環境と魔物の奇襲には悪戦苦闘しながらも、これだけの探索者が集まって倒せない魔物など現れるはずもない。俺たちは順調に先へと進んでいった。


 そして――遂に辿り着いた【神骸迷宮】40層。


 だだっ広い雪原の一角で、最上級探索者でさえ敗北することの方が多い、強大な守護者と相対する。



 ――≪氷晶大樹アイスエレメンタル・トレント



 水晶のような透明な結晶で構成された、巨大な樹。


 高さは30メートル近くあるだろう。幹の太さは植物というよりは、もはや巨大な建造物のようで、枝の先に繁る葉の一枚一枚も透明だ。空から降り注ぐ陽光が≪氷晶大樹≫の内部で反射し、まるで自ら光り輝いているかのように見える。


 幻想的で、どこか神秘的でさえある、そんな光景。


「皆さん、戦いを始める前に、各人の役割についてもう一度確認しておきましょう」


≪氷晶大樹≫が反応しない、遠く離れた場所で一旦立ち止まり、ガロンが全員に聞こえるように発言した。


 俺たちは周囲を警戒しながらも、全員で集まって話をする。


 話の中心となるのは、ガロンだ。


 というのも、≪氷晶大樹≫との戦いでは≪鉄壁同盟≫の役割が重要になるからだ。ただ戦うだけでも難敵なのだが、非戦闘員を守りながらの戦いとなると、≪氷晶大樹≫は極めて厄介な相手となる。


「ローガンさんたちには僕が改めて念押しするまでもないと思いますが、姫様たちにもある程度の覚悟をしてもらわないとなりません」


「……どういう、ことかしら?」


 ガロンの言葉に、エヴァが微かに不安そうな表情で首を傾げた。


「それは、私たちが危ないってこと?」


「いえ、何があっても姫様たちは守り抜きます。それが僕らの役目ですから」


 エヴァの問いにガロンがきっぱりと断言する。だが、その後に「ですが」と続けた。


「今回の戦いは、かなりの長期戦になります。姫様たちが戦うことはないと言っても、精神的にも肉体的にも、かなり消耗することになるでしょう。そのことは覚悟しておいてください」


「ああ、そういうことね……。もちろん、覚悟の上よ。弱音なんて吐かないから、安心してちょうだい」


「お願いいたします」


 エヴァが覚悟の決まった顔で言い、ガロンは彼女に頷き返す。そして今度は俺たちの方へ向き直り、各人をぐるりと見回した。その視線が、フィオナに止まる。


「ええっと、フィオナさん」


「何?」


「確認しておきたいんだけれど、≪氷晶大樹≫の戦い方は把握しているかな?」


 その問いは、おそらくフィオナが40層を突破していないからだろう。


 今回の探索者メンバーの中で、フィオナだけが≪氷晶大樹≫を倒していない。だから≪氷晶大樹≫の戦闘方法に関して、情報を持っているか確認したかったのだろう。


 だが、自分が未熟だと思われるような問いが気に入らなかったのか、フィオナは若干の怒りを滲ませながら答えた。


「舐めないで。倒したことはないけど、戦い方くらい、当然把握してるわ」


「そうか、気分を悪くしたなら許してほしい。一応確認しておきたかったんだ」


「別に怒ってないわよ」


 腕を組んで顔を背ける。


 フィオナの、そんな子供っぽい反応にも斟酌することなく、ガロンは真剣な表情で続けた。それだけ今回の戦いが厳しいものになると確信しているのだ。


「僕たちはヴァルキリーから姫様たちを守るのに集中します。だから戦闘はローガンさんたちに任せきりになってしまうのですが、当然、かなり長丁場の戦闘になるはずです。必要とあれば、≪鉄壁同盟≫から3人まで戦いに参加させ、一時的に戦線を維持することも可能です。その間、休息やポーションでの回復をしてもらって構いません」


「ほう、なるほど。その間は君らが守ってくれるというわけか」


「はい、任せてください」


「ならば、だいぶ楽になるな」


 ローガンは感心したように頷いた。


 俺も内心で、戦闘の途中にポーションを使う暇があるのなら、かなり楽になるだろうな、と思う。


 というのも、≪氷晶大樹≫との戦いは長期戦にならざるを得ないのだ。


 まず、戦闘が開始されると≪氷晶大樹≫は24体のゴーレムを生み出す。もちろん、ただのゴーレムではなく、非常に高性能で強力なゴーレムだ。


 ――≪氷精の戦乙女ヴァルキリー・アイスゴーレム


 氷で出来たような透き通った姿のゴーレムで、形は軽鎧を身につけた女性の姿を模し、手には剣や槍、弓などの多種多様な武器を持つ。さらに背中には二対四枚の翅が生え、それを高速で羽ばたかせることで自在に空を飛ぶ能力も持つ。


 空を高速で飛びながら襲いかかって来るだけでも脅威だが、ヴァルキリーたちの厄介なところは、ゴーレムのくせに魔法までも使うことだ。使う魔法は氷雪魔法一属性に限定されているが、空を飛ぶ相手が強力な遠距離攻撃の手段を持っていることが、どれほど脅威かは言うまでもないだろう。


 だが、最も厄介なのは守護者である≪氷晶大樹≫に他ならない。


 ヴァルキリーたちを生み出した後、≪氷晶大樹≫は必ず一つの魔法を使う。


 氷雪魔法――【ブリザード・ストーム】


 猛吹雪が≪氷晶大樹≫の周囲に展開され、さらに渦巻く風の中には無数の氷の礫が高速で廻っている。その威力は凄まじく、中に一歩でも踏み込めば、人間の体などたちまち原型を留めないほど破壊されるだろう。


 おそらく、防御に秀でたガロンをしても、【ブリザード・ストーム】を通り抜けることはできないはずだ。氷の礫に耐えることはできても、強風に吹き飛ばされるか、極低温の風によって体温を奪われ続け、凍りついてしまえばどうしようもない。


≪氷晶大樹≫ほどの存在が発動する【ブリザード・ストーム】は、極地に適応した動物でさえも、ものの数十秒で凍死させるのだから。


 ――かといって外側から≪氷晶大樹≫を攻撃しようとしても、吹雪の防壁に遮られて攻撃が届くことはない。


 ゆえに、【ブリザード・ストーム】が≪氷晶大樹≫の魔力切れで解除されるまで、探索者たちは延々とヴァルキリーの相手をさせられることになるのだが……このヴァルキリーどもは、ゴーレムだけあって補充も容易であるらしい。


 倒せば倒した分だけ、≪氷晶大樹≫によって補充されるのだ。無論、ゴーレムを生み出すのにも魔力を使っているはずだから、ヴァルキリーを倒せば≪氷晶大樹≫を消耗させられる、ということでもあるのだが。


 そこは流石に迷宮の守護者だ。リッチーが無尽蔵とも思える膨大な魔力を誇っていたように、≪氷晶大樹≫もリッチー以上の膨大な魔力を持つ。


 つまるところ≪氷晶大樹≫との戦いとは、ヴァルキリーを倒しまくって≪氷晶大樹≫の魔力を枯渇させ、【ブリザード・ストーム】を解除させたところで本体を倒す――という流れにならざるを得ないのだ。


 この間、倒さなければならないヴァルキリーの数は、最大256体にも及ぶ。


 戦闘時間を長引かせれば【ブリザード・ストーム】の維持で魔力を消耗し、倒さなければならないヴァルキリーの数は減るが、どちらがより楽なのかは挑む探索者たちのジョブによって異なるだろう。


 40層を越えられない探索者たちは、皆、このヴァルキリー相手に敗北することになるのだ。


 一瞬の強さなら巨人王ノルドに軍配が上がるかもしれないが、総合的な強さと厄介さなら、≪氷晶大樹≫の方が圧倒的に上回る。


 おまけにノルドのような間抜けな弱点があるわけでもない。


 ここは一定以上の実力がなければ、容赦なくふるい落とされる場所なのだ。そして40層を越えるために必要な実力というのは、最上級探索者の中でもさらに一握りとなる。


 間違いなく、長い戦いになるだろう……。


 だが。


 俺は真面目な顔をしてガロンたちの会話を聞きながら、思っていた。



 ――早く帰りてぇな、と。



 いい加減、護衛をしながら慎重にチマチマ進むのも、複数人で魔物と戦うのも、飽きていたのだ。というか、あまりにも長くソロで活動し過ぎた弊害だろうか? どうも集団行動をしているとストレスが溜まって仕方ない。


 この上、≪氷晶大樹≫とヴァルキリーどもを相手に長時間の戦闘など、考えるだけで憂鬱だ。


 ゆえに。


 俺はさっさと≪氷晶大樹≫を倒してしまうことに決めた。そのためには、俺が努力の末に発見した≪氷晶大樹≫戦での「裏技」を開示しなければならないが、まあ、それは仕方ないと諦めることにしよう。


「――ガロン」


「何ですか、アーロンさん?」


「話し合いの内容を否定するようですまないが、長期戦をするよりさっさと倒すことにしようぜ」


「――はあ?」


 俺の言葉にガロンだけではなく、その場のほぼ全員が呆れたような顔をする。お前は何を言っているんだ、と。


 ローガンたちおっさん三人組だけは、面白そうな、あるいは興味深そうな顔をしていたが。


「あのですね、アーロンさん。さっさと倒せればもちろんそれに越したことはありませんが、それができないからこそ、こうして話し合いをしているんですけど?」


「お前の言うことも分かる。だが、俺には秘策がある」


「……秘策、ですか? それを使えば、≪氷晶大樹≫を楽に倒せるとでも?」


 さすがにガロンも疑わしい表情を崩さない。


 そんな方法があるなら、とっくに広まっているはずだとでも言いたいのだろう。尤もな意見である。


 しかし、その認識は俺に限っては間違いだ。


「おいおい、俺を、誰だと思ってやがる?」


 俺は自信満々に告げた。


「……アーロン・ゲイルさん、ですよね?」


「違う」


「えっ!?」


 確かに俺はアーロン・ゲイルだ。だが、今言いたいのはそんな当たり前のことではない。


 俺は言葉にせずに答えを示すように、トントン、と腰の黒耀を叩いて見せた。


 その瞬間、察しが良いのか、≪鉄壁同盟≫の一人――茶髪をショートボブにした女性が「あ!」と声をあげる。


「もしかして……『ウッドソード・マイスター』……?」


「ふっ、正解だ」


 俺がそう告げると、回答者の女性はクイズに正解した子供のように、無邪気に喜んだ。


「やったぁ!」


「ええッ!? ど、どういう意味ですか……?」


 対してガロンは目を白黒させている。いまだに意味が分かっていないようだ。


 仕方ない。教えてやろう。


「良いか? 俺は木剣を作る時、その素材は必ず自分で採ってくる。職人としての拘りだ」


「ええ……? あの、ええ……?」


「木剣の素材とは、何だ?」


「え、それは」


「そう、木材だ! 普段はエルダートレント材を使っているが、それ以上に優秀な素材があれば、もちろんそれで木剣を作ってみたいとも思っている……」


「……」


「もう、分かったんじゃないか? 俺たちがこれから倒そうとしているのは、何だ?」


「……≪氷晶大樹≫ですね」


「そうだ。つまり、木材だ」


 俺は初めて40層を突破した後、一人の木剣職人として、当然のこと≪氷晶大樹≫のドロップを素材にできないかと考えた。


 だが、≪氷晶大樹≫はエルダートレントの芯木よりも遥かに加工難度が高く、いまだに木剣を作ることに成功していない。数少ない素材も、すぐに尽きてしまった。


 だからこそ、俺は素材を手に入れるため、40層に何度も挑んでいた。40層の攻略自体には、そこまで時間がかからなかったからな。クランを結成するまでにも、何度か挑む時間はあったのだ。


 しかし、毎回長時間の戦闘をしなければならないのは、さすがに辛いし効率も悪い。ゆえに、どうにかして短時間で≪氷晶大樹≫を倒すことはできないかと考え、試行錯誤した。


 その果てについ最近になって、ようやく見つけた攻略法がある。


 ――という経緯を、俺は全員に説明してやった。


「本当は誰にも教えたくなかったんだが……仕方ない。特別、だぞ?」


「は、はあ……それで、一応聞いておきますけど、どうするつもりなんですか?」


「≪氷晶大樹≫相手に長期戦になる理由は一つ。魔力を枯渇させるまで、本体に攻撃を加えられないから、だな?」


「ええ、そうですね」


「なら、最初から本体を攻撃して、さっさと倒せば良い」


「いやだから、それができないから長期戦になるんじゃないですか」


 当然、誰もがそう反論するだろう。だが、俺は自信満々に教えてやった。


「できるさ。≪氷晶大樹≫の【ブリザード・ストーム】を抜けるのは無理だが、上は開いている。つまり、空から【ブリザード・ストーム】の内側に入っちまえば、本体に攻撃できるって寸法だ」


「「「…………」」」


 俺の天才的な秘策を教えてやったと言うのに、ほぼ全員が白けたような視線を向けてきた。


 分かっている。そんなことはできないとでも言いたいのだろう。


 飛行魔法は存在するが、かなりの高等魔法の上、ヴァルキリーほどに自在に空を飛べるわけでもないし、その速度も大して速くはない。空を飛んだらヴァルキリーどもに集られてあっという間に殺されてしまうのがオチだ。


 そしてもちろん、魔法使いでもない俺が空を飛べるわけもない。


 だが、空を飛ぶのではなく空を走るのなら、俺にも可能なのだ。


「人間は鍛えれば、空中も足場にできるからな」


「……いや、それはおかしいでしょ」


 ガロンが頑なに否定してくる。まったく、どんだけ頭が固いんだ、こいつは。


「まあ、百聞は一見に如かず、だ。実際にやって見せるから、見てろ」


 そう言って、俺は黒耀を引き抜くとオーラを持続的に流し込みながら、≪氷晶大樹≫の方へ向かって歩き始めた。



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