遥かな空の上、人間たちの知らないところで、神様たちがせっせと働いていた。そんな中、天気を決める三柱の神様の間に、とある問題が……。「神様のお仕事」をテーマにした童話作品。微笑ましく読んでいると、ラストでパッと視界が開ける驚きがありました。燦燦と降り注ぐ太陽も、穏やかに流れる雲も、ぽつぽつ落ちてくる雨も、誰かの仕事の成果かもしれない。そう考えると、いつもの風景も美しく感じるのでしょう。
読ませて頂きました!こちらは天気を変えていく仕事を全うする神様達を、非常に身近な距離感で描いた短編小説。性格が良くも悪くも仕事に影響するのは、どこの世界でも変わらない様子。結末に合わせて思わず、空を見上げたくなる清々しい読後感の作品です!
晴れにするか、曇りにするか、はたまた雨にするか。それは、お天気をつかさどる三人の神様のお仕事。お仕事がうまくいかないのか、晴れの神ティアーは今日も泣いているのだとか。この作品を読めば、明日の朝は空を見上げて、どの神様が仕事をしているのか、想像したくなるかもしれません。