現実

梨菜「やった、終わったー!」


テストが終わって帰りのホームルームも終わり

まずひと言目がそれだった。

心身共に削られてゆくような思いをすることは

暫くの間はなくなる。

幸せなことこの上ない。

テストがないとは、

勉強をしなくていいとは

どんなにいいことだろうか。

勉強しなくてもいいことで喜べるあたり、

私はまだまだ未発達な考え方なのだろうと

頭の片隅をよぎる。

けれど、嬉しいあまりそれどころではない。


普段よりも少し早く帰れる程の時間なのだが、

早く帰っても星李は家にいない。

今日も部活があるという話を

朝のうちから聞いていた。


波流「あはは。やっと終わったね。」


梨菜「うん、やっと!」


波流「これで夏休み後までは安泰だー。」


梨菜「最高すぎる。夏何しよう。」


波流「ね。」


梨菜「星李ともいろんなところに行きたいし、波流ちゃんとも行きたい!」


波流「うんうん。」


梨菜「それからそれから、Twitterで繋がってるみんなともどっか行きたいな!」


波流「みんなでかぁ。集まったのって4月以来だもんね。」


梨菜「そう。しかも三門さんとはまだ会えてないし。」


波流「あ、そっか。梨菜はあってないんだっけ。」


梨菜「うん。波流ちゃんは会ったことあるの?」


波流「美月ちゃんの関連で色々あった時にさ。」


梨菜「はっ、そうだった。やっぱり怖かった…?」


波流「怖いっていうか…掴めない…かな。」


梨菜「扱いが難しいってこと?」


波流「うーん、そうなのかな。返答に困るとか、無言が辛いとかそういうこと。」


梨菜「わお。まぁ私たちとは性格の系統が違いそうだもんね。」


波流「そうだね。」


梨菜「よく花奏ちゃんはぐいぐいいけるなぁ。」


波流「あはは。それ美月ちゃんとも話してた!」


梨菜「みんな思うことなんだなぁ。りなを。」


波流「尊敬するよね。」


梨菜「うん。私には出来ないことだし。」


波流「私も。」


テスト後だからだろう、

台風が接近して学校が

休みになるのではないかと

噂している時よりも

幾分も大きい音の波が発生している。

私たちもその波の

ひとつになっていた。

案外、自分では気づかないうちに

その一部になっているものなのかと

妙に感心するも一瞬。

既に意識は波流ちゃんへと

移っていったのだった。

テストが終わって早々部活があるらしく、

ラケットを肩にかけた姿が目に入る。


梨菜「今日から部活かぁ。」


波流「そうなの。テスト終わったばかりなのにねー。」


梨菜「頑張るねぇ。」


波流「体鈍ってるから怖いもんだよ。」


梨菜「怪我しないようにね。」


波流「うん、ありがとう!じゃあまたね。」


梨菜「また来週!」


やはり少し変化があるなと

こんな時に感じてしまう。

こんな時だからこそだろうか。

手を降り、波流ちゃんの背中を

眺む度にどんな言葉に置き換えればいいのか、

足の裏から膝あたりにまで湧き上がる

透明の熱を感じた。

色はついていないのか、

つけなかったのか。

それは分からないけれど、

今のこのもどかしい気持ちだって

いつかは忘れてしまうのだろう。


梨菜「…ふぁ、ぁ…。」


大きな欠伸をひとつして

鞄を枕にして伏せた。

そして人の話し声が粗方なくなり、

多くの人が自分の目的地へと

向かったであろう頃に顔を上げる。

予想通り、生徒は10人も

残っていなかった。


頃合いを見て鞄を肩にかけ

そのまま教室を飛び出す。

音楽棟へ直進するつもりが、

教室にて部活動をしている

文化部の人たちに目がいく。

そのほか、自習室や図書館にも。

私は勉強は好きではない。

ただ、学ぶことは好きなのだ。

学校の勉強だけが、

日本の学習に対する教育の仕方が

私に合わないなと思うだけであって。

それに、自習室だとか

学ぶことに関与する空間だって

嫌いじゃなかった。


梨菜「ふんふふん。」


音楽棟へゆくと、既にいくつかの

音楽に関する部活は始まっており、

楽器の音や歌う声が聞こえてきた。

1年生ももうそろそろ

活動に慣れてくる頃だろう。

波流ちゃんも歌が好きだし、

バドミントン部に入っていなかったら

こういった部活に

入っていたのだろうな。

容易に想像がつく。

けれど、波流ちゃんはJPOPが

好きなのであって

オペラだとか合唱が好きかと言われると

少し渋い顔をすると思う。

あくまで趣味なのだ。


梨菜「…って、それは決めつけがすぎるかな。」


ひと言呟くと同時に、

真横を学生が通った。

凛々しい雰囲気があり、

セミロングヘアを靡かせる姿。

緩く巻かれているようで

可憐さが増していた。

楽しいそうとかではなく、

ただただ移動しているだけのよう。


ほぼ背中しか見えなかったものの、

そこから伝う近づき方さを

ひしひしと感じていた。


梨菜「もしかしたら三門さんもあんな感じなのかな?」


近づき難い、とはこういうことだろうか?

あくまで予想でしかないので、

この真相は夏まで

お預けということにしておこう。


暫くの間楽器の音や声に

耳を傾けながら穏やかに過ごした。

知ってそうな曲なら

鼻歌を添えようと思ったが、

生憎知っているものはなく。


そして、立ちっぱなしで疲れてしまったので

教室に戻ることにした。

かつんかつんと靴裏で

音がワルツを踊っている。

この学校は音楽科が併設されていることで

音楽の多い日常が続いていた。


梨菜「ふんふーふふん。」


音楽に塗れるような日常って

正直全くイメージ出来なかったのだけれど、

今となっては分かる。

悪いものじゃないなって。


教室に戻ってみれば、

1人を残して他は冷え冷えとした空気のみ。

冷房はしっかり聞いているよう。

曇りで風もあるから

冷房をつけずとも

いいような気がしたけれど、

この気温に慣れてしまっては最後。

もうこれ以上高くなると

暑いという分類になる。


再度自分の席に座り、

残った1人をぼんやりと眺めた。

幼げに見えるが、誰だっただろう。

あんまり見ない人だと不意に思う。

2つ結びをしているものの

髪の長さが足りないせいで

尚幼く見えてしまうよう。

勉強してるみたいだった。

試験が終わったばかりだというのに

こんなに真面目に勉強しているなんて。

私からすれば考えられない。

これまで話したことはないような

気がするその人は、

私に気を散らすことなく

机に向かい続けていた。


また時間は経て、

スマホを見ている間に

充電は20%を切ったというお知らせが届く。

はっとして顔を上げれば

そこには翳り出した空。

夕方らしい。


時間を贅沢に使った後は

映画という楽しみがある。

星李と一緒に

笑って泣いてを繰り返すあの時間を過ごすのだ。

…。

…そう過ごすはずだったのだが、

大事件が起こってしまった故に

放送は中止になるのだそう。

それでもお菓子だけは買って帰ろうと、

星李の喜ぶ顔が見たいからと

脳内で何度も唱えて

学校を後にしたのだった。


梨菜「…えっと、ポップコーンと、とんがりコーン、キャラメルコーン、アルフォート…。」


Twitterを見ながら、

先日お薦めしてもらったものを

ほぼ片っ端から入れていく。

今日は星李も悲しいニュースで

気が沈んでいることだろう。

そんな時こそ甘いもの、楽しい時間だ。

映画のサブスクリプションの

無料期間を使って映画を見て、

無理矢理にでも気を紛らわせることも

時には大事だと思うのだ。

そうしよう。

そう提案してみよう。


梨菜「…コーン多いかな。」


最後にプリンをカゴの中に入れ、

ひんやりと涼しいものの

いつもより寂れて見えたスーパーを

後にしたのだった。


梨菜「ふふふふーふんふんふー。」


今日は気分がよかった。

きっと今もいい。

いいと言っていなければ

どこか足が動かなくなって

しまいそうな気がした。


大事件というのも、

有名な方が亡くなったというものだ。

会ったことなどなく

親戚でも友達でもないのだが、

それでも画面を通して会ってきた分

心にぽっかりと穴が空いた。

鼻歌を歌ってみる。

…。

うーん…。

これは楽しいとは

言えないだろうな。


けれど、明日か明後日には

星李と出かけるのだ。

素敵なコップが見つかればいいな。

そう、未来に希望を抱くような

幻想を浮かべながら

お菓子の入った袋を鳴らすのだった。


家に着いて、まずはオートロックを開ける。

そしてマンションに入ってみれば、

いつも通りの風景が私を迎え入れてくれた。

ポストを開いても

既に何もなかったことから、

星李はもう帰ってきているよう。

私が思ったより時間を

潰しすぎてしまったようで、

夕方とはそろそろ別れなければ

ならないほどになっていた。


梨菜「遅くなっちゃった…。」


エレベーターのボタンを押し、

今どこにいるのかを眺む。

誰かが乗っているのか、

ボタンを押す前からうぃんうぃんと

唸っている音が聞こえていた。

アイスを買ってきていたら

今日程度の経っているだけでは

汗はかかない気温だとしても、

とろりと身がだれてしまっていただろう。

熱に強そうなお菓子を

多く選んでいてよかった。

今日も星李は喜んでくれるだろうか。


そんなことを考えていたら、

不意にエレベーターの扉は開いた。


「…。」


梨菜「…。」


見知らぬ人が慌てて足早に降りてくる。

夏だというのに長袖の

黒いパーカーを着用し、

フードを深くまで被っていた。

まるでテレビでよく見る

犯罪者のような服装だなと

感じてしまったのは心の奥にしまっておこう。


その人はあまりに慌てて降りるものだから、

真前にいた私と肩がぶつかってしまう。

その人の性別はわからないものの、

身長はそこまで高くないようで。

そのためか痛いという感情は

あまり湧かないままにことは過ぎた。

…。

ただ、ぶつかっただけなら。


梨菜「…?」


甘ったるい花の匂いが

すうっと鼻に届いた。

…。

…。

これ。

私は知っている。





°°°°°





梨菜「星李…星李。」


星李「おねーちゃんおなかすいたー。」


梨菜「そうだよね、待っててね。」


星李「やだ、おねーちゃんもどっかいくのやだ!」


梨菜「…。」


星李「いーやーだ!やだやだやだ」


梨菜「うん、うん。分かったから。じゃあ一緒にいようね。」





°°°°°





暑い夏。

つかない冷房。

息絶えた冷蔵庫。

窓を閉めても煩い蝉。

鬱陶しい蜘蛛の巣。

蒸した井草の匂い。


……。


…。

…。


梨菜「………………おか、さ…?」


お母さんと読んでいたであろう人は

甘ったるい香水をいつもつけていた。

私は好きな匂いじゃなくて

やめてと言ったのだが、

聞きいれるどころか…。

…。


その人は吹き替えることなく

走り去ってしまった。

私も私で止めることはしなかった。

お母さんとはもう関わらないと、

親戚には世話になんてならないと、

私は星李と2人で生きていくと

決めたのだから。

そして手に入れたこの生活なのだから。


梨菜「…。」


そもそもお母さんではないかもしれない。

その可能性の方が高いだろう。

お母さんが私たちの家を

知っているとは考えづらいから。

同じ香水をつけているだけの

ただの他人だったのだ。

そうだ。

そうだ。

…。


梨菜「…っ。」


妙な胸騒ぎがした。

けれど、走ることもなく

寧ろゆっくり歩いて

エレベーターに乗り込む。


エレベーターがいつも以上に

遅く上に登っている感覚に陥る。

どうやら私も焦っているらしい。

お母さんとは何年も会っていないのに

鼻は覚えているもんなのだなと

感心さえしてしまう。

声から忘れるというが、

現にはどうなのだろう。


私達の家がある階層へと辿り着き、

自分の家の前へと立つ。

それから鞄から鍵をとりだし、

1回転回したところで気がついた。


梨菜「…?」


鍵が開いている。

開いているのだ。

私が閉め忘れただろうか?

朝、どっちが早く出たっけ。

星李が忘れた?

星李に限ってそんなことするだろうか。

なら。

なら、私が?


そうっと開いてみれば、

家の中は普段と何ら

変わりないように見えた。

しかし、ひとつだけ違う。

気味が悪いほど静かなのだ。

玄関を見るに靴はある。

星李の靴があるのだ。


梨菜「星李ー…?」


声をかけてみるけれど、

一切返事は帰ってこない。

靴はあるし、トイレにいるとしても

返事くらいするだろう。

こんなに大きな声を出したのだから

聞こえていないなんてことはあり得ない。

あれか。

昨日の私のように

先に眠ってしまったのか。


その結論に行き着いたところで

靴を脱ぎ1歩踏み出した時だった。


梨菜「…………?」


靴下に何か染みる感覚。

あぁ。

これが不快感というものかと

心の奥で実感しながら

気にしすぎることなく、

床を見ることすらなく

そのまま進んだ。

靴下には染みがついていることだろう。


リビングへの扉を開くと、

さらに異様な感覚が頭を叩く。

まず、キッチンを除いて

リビングが汚くなっている。

星李が先に帰ってきていたはず。

普通こんな惨状をみれば

星李なら片付けるだろうという違和感。

そして匂い。

絶妙な成熟した臭さと

きいんと響くような香り。


梨菜「星李ー?寝てるのー?」


…。

…。


…。

…。

いくら声をかけても

家鳴りが返ってくるだけ。

それだけ。


リビングをぐるりと見て

キッチンを覗き、

私の部屋まで見てみたものの姿が見えない。

そこで、テレビのあるダイニングへと

向かおうとした時だった。

不意にソファの真横に立った時、

おかしなものに気づいたのだ。


そうだ。

今日は映画の日。

ただ、今日の映画は中止になった。

だから、何かしらで映画を

見ようって思ったんだっけ。


梨菜「…。」


星李「…。」


梨菜「…星李?」


星李「…。」


星李が寝ていた。

ソファから崩れ落ちるようにして、

まるで力の抜けた人形のように眠っていた。

うつ伏せているせいで

顔こそは見えないけれど、

随分と豪快に落ちたらしい。

髪がひどく乱れている。

よくよくみてみれば、

サイドテーブルも違う位置になっている。

ここで暴れたのちにずれたような。

サイドテーブルの上にあったはずのものは

無惨にも散らされている。


あぁ。

肩が重いと思えば

私、鞄を背負ったままだったのか。


梨菜「ね、星李ー?」


星李の肩に手を伸ばして

それとなく揺すってみるものの

何にも反応がない。

それどころか、まるで。

…。

…。

…。

…?


梨菜「星李、プリン買ってきたよ。」


星李「…。」


梨菜「知ってる?今日ってね、金曜ロードショーは中止なんだって。」


星李「…。」


梨菜「…?」


星李は返事をしてくれなかった。

あれだけお姉ちゃんっ子だったのに、

思春期ともなれば

姉離れもしてしまうものらしい。


何をすればいいのか分からなくなり、

気の向かないままにスマホを取り出した。

スマホは下校中触っていなかったから

随分と冷ややかに私のことを見ている。

あ。

私と目があった。


…?

あれ。

指が震えている。


そして、徐にTwitterを開き、

金曜ロードショーがないことを

嘆くようなツイートでも

しようと思ったのだが。


梨菜「…うーん?」


指が思うように思ってくれない。

結局、無意識のうちに

崩壊した4文字を打ちこんでいた。



「たくかて」



梨菜「…ん?」


何を打とうとしたんだっけ。

忘れてしまった。


梨菜「そうだ、星李。映画見ようよ。」


星李「…。」


梨菜「ほら、サブスクリプションのさ、無料期間使うの!」


星李「…。」


梨菜「いい案でしょ?」


星李「…。」


梨菜「もー、ほーら、そんなところで寝てないで!」


いつもとは立場が逆であることに

思わず笑みが溢れた。


それから、ソファに座らせてあげようと

脇の下へ手を伸ばそうとした時のこと。


梨菜「…うわっ。」


手にびっとりと何かに触れたことがわかった。

液体のようだが、微々ながら

粘っこいような気がする。

刹那、陽の光が差してきた。

曇りだったのに、

たった今、一瞬だけ晴れたらしい。

ふと自分の掌を見やった。


…。

すっと差し入る光は

まるで天使の眼差しのよう。

見守られているみたい。


掌には燦然と輝く夏のような赤が

綺麗に綺麗に咲いていた。


梨菜「…。」


綺麗、と思ったと同時に、

やはり何を思ったのか

叫び出したくなったのだ。

けれど、口までもが震えてしまって

うまく言葉を紡ぎ出せない。


がたん。


梨菜「…!」


あぁ。

スマホを落としてしまった。


その時だった。


星李「おねーちゃーん。」


梨菜「…っ!?」


星李「おねーちゃーんってばー!」


家の中でも遠くの方で

声がしていることに気がついた。

大声で呼ぶものだから、

心臓がぎゅっと握られたように跳ねる。

一気に緊張した心臓は

ゆっくりゆっくりと弛緩していく。

そして、落ち着いてから

いつの間にかついていた膝を

地面から剥がした。


梨菜「今行くー!」


星李「早くしてー!」


梨菜「はいはい、わかってますよーだ。」


すたすたと自分の部屋に向かう。

あ、そういえば

靴下の裏には染みが出来ているんだったか。

不快感に襲われていたことは

とうに忘れてしまい、

星李の声がする方へと引っ張られる。

そして、向かった先は星李の部屋。

扉は閉められており、

ここが今では開かずの間のように捉えられた。

けど、臆することなく

両手をドアノブにかけて開く。


すると、星李はいたのだ。

ベッドにちょこんと座ったままの、

幼子のように座る可愛らしい星李が。


星李「もう、遅い!」


私が近づき両手を伸ばすと、

嫌だったのか星李はぴょんと

ベッドから飛び降りた。


梨菜「あはは、ごめんごめん。」


星李「お姉ちゃんのプリンもくれるんなら許そう。」


梨菜「えー!それは嫌だ!」


星李「じゃあ反復だけでも。」


梨菜「今日はプリンだけじゃなくってとんがりコーンやアルフォートもあるんだよ!」


星李「本当!?」


梨菜「ほんとほんと!」


星李「もう、早く言ってよね。」


梨菜「だって星李がー。」


星李「あはは。」


2人で笑い合って

どうでもいいことを話しながら

星李と食卓へと向かった。

星李は可愛らしくちょこんと座ると

お行儀よくそこで待っていた。


やはり、妹は何をしても可愛い。

いつまで経っても妹からは

離れられないままのような気もした。









架空を舐む 終

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