第2話能力効かない人なのかも
まぁ、授業中もさることながら、町中も同様につかれることしかない訳で。
基本的に吹き出しが出ている人物が歩いているから本当に疲れる。
放課後、家に帰るため友達のミナミと帰る途中だった。
ミナミは別のクラスになったが、会話と吹き出しに出ている感想や会話に差異がない。
社会にいる人間は95%以上会話と吹き出しの言葉が違うのだ。
思考が違わないものすごく素直な娘なのだ。
あまりに同じすぎて犯罪に巻き込まれないか心配になるくらい純粋だ。
初めて会う裏表のない貴重な友達。
少なくともミナミは親友だと思ってくれていることがとてつもなく嬉しいのだ。
向かいから、金髪の男の人が見えた。
はじめは身長が高いから吹き出しが見えないの方思っていた。
近くに来てもなんかちがう。
「どしたの?」
「コマンドが見えない」
「は?」
「あ、あの」
ミナミが止めようとしたけど、こんなこと今までなかった。
「連絡先交換してくれませんか?」
「はぁ?」
「ま、いいよ?
とりま、メアドね?」
携帯とアドレススラスラ書き出して去って行った。
見つけた。
同じ同士かもしれない。
ルンルン気分で家に向かった。
「ちょっと〜置いてかないで」
ミナミはあとを追って行った。
私、人の思っていることがコマンドで見えるんです 朝香るか @kouhi-sairin
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