閑話1 7月8日朝 秘密の場所で彼女は一体

朝5時、私はある山の中を歩いていた。

そこは昔よく来ていた山だ、その山の中には変わった神社がある。

私はそこに向かって歩いていた。

その神社の階段に着いた時上から足音がした、私は誰であるか気づいていた。

渡辺「何故あなたがここにいるのかしら」

そう言いつつも私は彼がいつもここに来るのを知っていた。

少し前からまたここに来るようになって行き道で帰る彼の事を見かけていたのだ。

直接会うことは出来るだけ避けていたのだがバッタリ会ってしまった。

彼には冷たく質問を投げかけておく、こうしておけば何とかなるだろう。

少し話した後彼は去っていった

渡辺「次は会うことがないようにしないと」

私はそう思いつつ神社で拝んでそこを去るのだった。

彼はきっと私の事を覚えてはいないだろう。それでもいい、ここを訪れ、私と会うたびに思い出していくのだから。


























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夏は始まり、あの頃の夏を思い出す。 hao(ハオ) @haodayo

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