7月8日朝 秘密の場所で〜
ブーブーブー、カチッ
翔「もう朝か、早いな」
そういいつつ外に行く準備をする。朝と言ってもまだ朝5時で夜明け直前の時間と朝早い。
翔「行ってきまーす」
俺は毎朝ある所に行く、
翔「今日はやけに綺麗な朝日だな」
そう言いながら歩いてある山の方へと向かって行く。うちの近所には誰も知らない秘密の場所がある
山の麓に着くと中へと入って進んでいく、最初は道など無いが途中から古びた石の階段が出てきてそこを進んで行く。
翔「早く登らないと朝日が上りきっちまう」
そうして足早に進む。
上に着くとそこには誰も居ない古びた神社があった。ここを見つけたのは数年前、小学生の頃山で虫取りをしている時にたまたま見つけた所だ。
翔「ここから見る朝日はいつ見ても綺麗だな」
俺は毎朝ここに朝日を観に来る、今日は一段と綺麗な朝日を見て清々しい気分だ。
翔「朝日も見た事だし帰るとするか」
そうして階段を降りようとした時階段の下から足音が聞こえた
翔「足音?こんな場所に一体誰が?」
そうして階段の下の方を見るとそこには渡辺がいた
渡辺「何故あなたがここに居るのかしら」
翔「それは俺が言いたいんだが...この場所を知ってる人なんていないと思ってんだから」
彼女が何故この場所を知ってるかは不思議でしか無い、まず山に入らなければ辿り着く事さえ不可能だと言うのに
翔「ちなみに渡辺さんは何しに来たんですか?」
渡辺「あなたに話す義理は無いわ、あなたこそここで怪しい事でもしてのかしら」
翔「俺はただここに朝日を見に来てただけだ、何もしてないよ」
渡辺「そう、なら良いわ」
そう言うと俺の横を通り過ぎて神社の方へ行ってしまった
翔「一体なんなんだあの人...」
そう思いつつも今日は帰る事にしたのだった。やはり彼女もここを知ってるという事は昔の知り合いなのだろうか。
翔「やっぱりどこか彼女を知ってる気がする...うーん、なんでだろう...」
翔「やっぱり分からないし、学校があるから早く帰ろう」
そう言って早足で帰っていくのだった
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