第20話 エピローグ
*カヴァルーン*
カモミールとコズミックが協力関係であった。
カレメンラズ伯爵家で知った事実に、納得いかないのは、魔法で何度も二人の様子を見ていたロッジだった。
使役系や遠視などの魔法は、他者に気付かれにくい。
気付く者はよほど訓練を行っているか、もしくは、それに対応する能力を持っているか、それとも、最初から適応できる魔術具を持っているか、だ。
高位貴族であれば、その魔術具の可能性はあるが、相手はメイドである。その線はないだろう。
だとするならば、それに対応出来る能力があると考えるのが筋なのだが。
……メイドが? という気持ちが浮かぶ。
そんな能力があれば、もっと高い地位の職に就くことだって可能だ。
……いや、その事を知らなかったという可能性も……。
そう思うがそれはそれで違和感を覚える。
しかし、カモミールから出てくる話から考えるに、本当にコズミックは「耳目」が近くに居ると分かるのだろう。
刺繍の話や礼儀作法や勉強についてカモミールははコズミックから教わったといっていた。しかし、ロッジが情報を得るために監視していた時には、そんな事を行っているのを見た事はない。
刺繍に関しては「へたくそ」とぼろぼろに言っていたのを聞いていたくらいなのだが。
「それ、コズミックがコズミックの刺繍に対して言ってるんですよ」
刺繍の作者「青でCだったでしょ?」と、言われてもさすがに見ていた本人も記憶を思い起こしても分からないだろう。
そして、さらに驚いたというか、予想外だったのが、カモミールが魔法を使えるという事だった。
使って見せてくれ、と言ったら、カモミールは少し考えた後、「じゃあ、分かりやすいものを」と言って、氷を出してくれた。
氷魔法……。なぜ? 彼女の血筋は炎だろ?
その混乱を口にすれば、彼女は何かを言いかけて、そして首を横に振った。
「答えて良いか分からないからコズミックに聞いてください」
……教えてくれるとはとても思えないな。
そう思いつつも、翌日聞いたのだが……。
「私は独学ですから。学園で正式に習った皆様に魔法についてお話しするなんて、とてもとても……」
と、わざとらしい笑みを浮かべて言う始末。
ムカッ。と来たのだが、確かに歴史ある学園が、平民の独学に負けたというのは考えにくい。考えにくいのだが……。
だが、ああも『耳目』を見つける事が出来るのだ、学園ではまだ分かっていない何かをコズミックは知っているのだろう。
そしてそれを口にする気はないのだ。
つまり、信頼がないのだろうな、私たちは。
彼女は少しずつカードを提示し、私たちがどう動くか確認しているのだ。
カモミールを守るために。
生意気な。
そう思いはしたが、それだけ二人は手を取り合って、いや、コズミックが体を張って守ってきたのだろうと思うことは出来た。
だが……。
鉱山について、「新しい奥様になられる方のために」と、用意されていた石を見て、私は戦慄した。
どれだけこちらの情報が流れているのだ、と。
「あのね、あのね、奥様。これ、ボク達が奥様のために、集めたんだよ!」
「いっぱいきれいな石、集めたの!」
「うわぁぁ。本当にきれいな石がいっぱいだね! ありがとう!」
幼い子供達の言葉にカモミールは笑顔で受け答えている。
そして、六人居る子供達の中からコズミックは二人の子供達に声をかける。
「ねぇ、あなた達。今度はこちらの旦那様のために、『この石』と同じ物か、似たような物を集めてくれる?」
コズミックが取り出した石を二人は手のひらにのせた。
「……見た目がきれいじゃなくてもいいの?」
「ええ、あちらの旦那様がほしいのは、アクセサリー用の石じゃないの。暖炉とか、お家で使うものなのよ」
くそう。本当にどれだけの情報が知られているんだ!? 屋敷の敷地内には探知魔法を敷いているというのに!
それからコズミックは子供達が仕分けした石をさらに分け始めた。
「カモミール様。こちらはカモミール様のアクセサリーにしましょう。こちらは、侯爵様達が探していた石なので、侯爵様にお渡ししてもよろしいですか?」
「ええ。もちろん」
コズミックは仕分けした石が入ったカゴをロッジへと差し出す。
「もう少しすれば、あの二人は『鉱石鑑定』の能力に目覚めるはずです。お給料、弾んであげてくださいね」
渡された石が本当に自分たちが探していた石なのか、そっと確認すると、間違いなく、あの魔法がこもる石だった。
「……分かった。弾むことにしよう」
鑑定持ちなどそうそう居ない。もし本当にその能力に目覚めたら、囲い込むためにも給料は上げるのは普通だ。
なかなか見つからない、困難だと思っていた『石』があっさりとカゴいっぱいに集まって、内心戸惑いしかないが、助かったのは事実。
屋敷に戻ったら皆も喜ぶだろうと思うと、笑みが浮かんだ。
領民全てに支給することは無理だとしても、特に厳しい地域には支援出来るかも知れない、と。
しかしそう思えて、ほっとしたのは短い間だけだ。
現状は私にとって都合が良い、というか良すぎるほどで、かえって不安になるくらいだ。
カモミールが火魔法ではなく、熱魔法を使えると知り、私もロッジも絶句して、しばらくはまともな会話すら出来なかった。
「コズミックは本当にすごいんですよ」
カモミールがそう何度も何度も嬉しそうに言う。熱魔法も、コズミックから習ったというのだから、否定出来るはずもなく……。
「あと、絶対心が読めると思うんです」
その言葉を、ばかばかしいと一蹴する事が出来ず、その時には曖昧に話を終わらせたのだが、時間が経つにつれて、私もだんだん、そうなのではないか、という気持ちになり始めるくらいだった。
*
*
「お帰りなさいませ、旦那様、奥様」
先触れで知らせていたので、私の隣に立つカモミールの事をきちんと妻だと、使用人達は認識しているようだ。
父の代から仕えている執事やメイド長あたりは、「婚約の話をしてくるとは聞いていましたが、そのまま娶ってくるとは聞いてませんよ」と言いたげだが。
……きっと色々準備が大変だったのだろう。だが、こちらとしてもこのような流れになるのは想定外だったのだから許せ。
そう私も目だけで返しつつ、屋敷に入る。
あとはメイド長に任せてもいいのだが、彼女を大事にしていると周りに示すためにも、私自身が、カモミールを女主人の部屋を案内し、ゆっくり休むようにと告げてから別れる。
私はすぐさま屋敷の警備についての早急な話合いを持つ事にした。
コズミックという存在を部下達に伝え、屋敷の守りに穴がないか確認をさせる。
もっともメイドがそんな事出来るのか、と半信半疑どころかかなり疑っているが、彼女は有る意味、要注意人物なのだ。
半信半疑なメンバーには再度、警備について、点検をさせ、注意をするように伝える。
メイド長や執事達も余所から新しいメイドだ。言わなくても最初はどのように働くかと注意しているだろう。
何かあればすぐに伝えるように、とだけ、二人には伝える。
……そして一週間もしないうちに二人は、大絶賛していた。
仕事は丁寧で早く、そして気が利く。と。
元いた屋敷でも頼りにされていたはずでしょう、と。
そんなメイドをつけるなんて、奥様はご実家からも大事にされていたのですね、とまで言われてしまった。
それ、全て勘違いだぞ。
むしろカモミールは邪魔者扱いされていた。
二人にはそれをきちんと伝えて置くべきだろう。でなければ、何かのきっかけで、色々後手に回る可能性がある。
そう思い二人に伝えたのだが、ふと思う。あの女がいるのに「後手に回る」事などあるのだろうか、と。
あの女の思いつきで、あの街とあの山の名前を変えた。
記念として。
結婚した記念でも新しく就任した記念でもいい。とにかくその建前が効果的だった。
街の名前を変える事はそう難しい事では無いが、疑われる事はある。だが、このタイミングであれば、疑う者はほぼいないだろう。
そして、名前を変えてしまえば、後々話題に上がったとしても、カモミールの実家はすぐに思い至らないはずだ。
名前を妻の名前ももじって付け直すという事は、それだけ相手を慈しみ愛しているということなのだから。
…………そういう意味では最初の改名の時に、私の名が直ぐに出てこなかった事は由々しき事態とも言えるが……。
それだけ、私という存在はカモミールの中では小さいのだろう……。
…………くっそ。あのメイドが内心勝ち誇ってるんじゃないかと思うと、妙に苛立つな!!
絶対に、あのメイドよりも上の立場になってみせる。
夫として、私はそう思わずにはいられなかった。
* 虐めるメイド *
私の名前はコズミック。
カモミール様付きのメイドとして、侯爵邸について、数日。今の所充実した毎日を送っている。
私の可愛いカモミール様を、可愛く着飾らし、仕事仲間達とは楽しく、職務に励み、こっちに対して警戒心露わにする侯爵とその部下達を鼻で笑う毎日。
いやぁ、楽しい。
性格が悪い? 仕方が無い。あんな毒親の元に生まれ落ちたのだから。
それでも私はわりとまともに育ったと思うよ。
転生者として生まれ無ければ、きっとわたしはとうの昔に死んでいるか、はたまた、げへげへ笑うおっさんに売られて、あれよあれよと、年齢指定を受けるような扱いを受けただろう。
最初は私も頑張ったのだ。
転生者としては、自分が生まれ育った町をよくしたいというのは普通の事じゃない?
生活水準をちょっとでも良くしよう、って。
私が最初に目覚めたのは能力は『鑑定』だった。
それがいの一番に目覚めるくらいには、周りのものが信用出来なかったのだ。
この水は本当に飲んでも大丈夫なのか。
このパンは本当に大丈夫なのか。
一緒に遊んでいた子供が今朝死んだ。なんて話を数回聞けば、嫌でも、周りにあるものを疑う。
衛生的なものなのか、それとも知らぬうちに毒素が溜まってしまったのか。
そうやって何もかもが信じられなくなった頃に能力として現れた鑑定。
そこからは調べられるだけ調べた。色んな物を、色んな風に。
能力もそれに合わせて最適化していく。
ある日、父親と一緒に山に食料を探しに入って、気付けば迷子になっていた。
父親を呼んでも返事はない。
本来であれば、探し回らずに大人しくしている方がいいのだろう。
だが、その当時、簡易マップとも言えるものをすでに発現していた私は、迷う事無く帰路についた。
両手にはたくさんの山菜があったからだ。
子供の両腕で抱えられるくらいだからそう大した量にはならないだろう。それでも、今日だけはお腹が空いたと弟が泣くこともないだろうと山道を降りた。
そして、きっと今頃は父と母は心配しているに違いない。そう疑わなかった。
帰ってきた私を見た父親の表情で、私は口減らしに山に捨てられたのか、と理解した。
それからだ。人に対して、事細かく調べるようになったのは。
少しずつ、少しずつ、見える範囲が増えるにつれて、私は兄と弟を鍛え始めた。
いつ捨てられるか分からないから。いつ売られるか分からないから。
少しでも一人で生きていけるように。
そうして、兄弟で助け合いながら、私達は未来の事を考えた。
そうこうしている間に、友人がいなくなったり、亡くなったりする。
年上の仲の良かった者達については出稼ぎに行ったのだと、彼らの家族は言うがそれならそれで、こちらに挨拶くらいあってもおかしくない。
少なくともある日突然いなくなったりしないだろう。
私達だけが変わっても意味が無い。この街全体が変わらなくてはいけない。
今の代官では駄目だ。だが、領主は視察にも来ない。
そもそも領主が信用出来るか分からない。だから、確かめる事にした。
もし信用出来る領主なら。
平民のことを考えてくれる領主なら。
銀なんかよりもずっともっと高く売れる鉱石がある事を教えようと思って、私はあの伯爵家にやってきたのだ。
クズばっかりだったけど。
お嬢様、カモミール様がいなければ、さっさとあんな所辞めて、近隣の領主に話を持っていっただろう。
カモミール様がいたから私はあの場所に残ったのだ。
そして、カモミール様を救うためにあの街を、山を、そして、カヴァルーン侯爵を利用した。
利用した分の詫びとして、しばらくはカヴァルーン侯爵に協力しましょう。
その後、カモミール様の判断によっては、この屋敷から立ち去るかもしれないけど。
*
*
*
カヴァルーン領に長い冬が来た。
侯爵夫妻は紛うこと無く政略結婚である。
そのため、結婚した後で、お互いの事を知り、ゆっくりと関係を作っていくこととなる。
それが、夫婦愛なのか、家族愛なのか、はたまた、ただの知り合いに成り下がるかは、分からないが。
冬にお茶会をするには少々寒い部屋で、侯爵夫妻は午後のお茶の時間を楽しんでいた。
その本来は寒い部屋は奥様の魔法で春の様な温かさの中にあった。
「……カモミールがこれほどまでに魔法が得意だとは思わなかった」
「熱魔法に関してはかなり練習しましたもの」
旦那様の言葉に奥様は笑みを浮かべながら答えた。
当然である。
奥様がご実家で過ごしていたあの離れは、冬、下手をすれば凍死する可能性もあったのだから。
「しかし、部屋全体を温めるとなると大変ではないか?」
「部屋全体は温めてませんよ?」
旦那様の言葉に奥様は否定した。
実際、奥様は、床は全面。あとはお二人が座っている椅子とテーブルに魔法をかけている。
私は自分の周りに温かい空気の層を作って有るので問題は無い。
そして私は用意したケーキスタンドをお二人の中央に置く。
ケーキスタンドには中に六種類のスイーツが飾られている。
「わぁ……」
目をキラキラと輝かせる奥様に私は一言告げる。
「奥様、一人三つまでです」
「え!?」
「……」
私の言葉に奥様は、驚き振り返る。
「み、三つ!? もうちょっと駄目?」
「駄目です。三つまでです。それ以上は食べ過ぎなので」
「……カモミール。コズミックの言葉は無視して君が食べたい物を食べれば良い」
旦那様が私を睨み付けながらそう伝えるが、奥様は少し考えた後、左右に首を振った。
「大丈夫です。たぶんそうすると夕食が入らなくなってしまうので……」
奥様は真剣にケーキスタンドに飾れた主役達を見つめている。
十種類程あるスイーツの中で、どうしてもと奥様が迷うスイーツは六つだ。
自分の言葉よりも、私の言葉に重きを置いた奥様に、旦那様が不満そうに私に視線を送るが。
それよりも気付け。
私は旦那様に向けて、何かを割るジェスチャーをし、ケーキスタンドを指刺す。
旦那様は眉を寄せて、私を見た。
私は指を三本立て、割る仕草をし、次に六本指を立てたあと、奥様を手の平で示す。
それでやっと気付いたのだろう、旦那様は慌てて奥様に声をかけた。
「カモミール。そんなに悩むのなら私と半分個しないか?」
「え?」
「そうすれば、三種類ではなく、六種類の味を楽しめるだろう?」
旦那様の言葉に、奥様は、きょとんとした後、とても可愛らしく微笑まれた。
これならもう大丈夫だろう、と私は紅茶を置いていく。
「良いのですか?」
「もちろんだ。君が好きなの六つ選びなさい」
「え? でもそしたら旦那様は……?」
「問題無い。私は君の様に個数制限があるわけではないからね」
「ああ……そういえば、旦那様はいっぱい食べますものね」
くすくすと楽しげに奥様は笑って、先程よりも楽しそうにケーキスタンドを見つめ、そう経たないうちに六つを選んだ。
その一つめを皿に乗せて奥様は半分割ると。
「はい、旦那様、あーん」
と、フォークで刺したケーキを対面に座る旦那様へと差し出した。
「……奥様、せめてもう半分にしないと食べられなのでは?」
「あ、それもそうね」
「い、いや、大丈夫だ」
このような事をされると思っていなかったのであろう旦那様は、固まっていたが、自分の口元からケーキが離れていくのを見て、慌てて奥様の手首を捕まえてぱくりと大口を開けてケーキを食べた。
もごもごと口元に手を添えて食べる旦那様を見て、奥様は、ちょっと笑った。
「今度はもうちょっと食べやすいサイズにしますね」
そう言ってご自身も食べていく。
私はその隙に、奥様が選んだ二つめを旦那様の皿に乗せる。
今度は旦那様からしてもらうために。
旦那様が私を見あげてくる。
私にやれと? という目で。
私は何も応えない。どうするかは自分で決めて貰うために。
だが、まぁ、旦那様はするだろう。
一瞬の葛藤はあったようだが、旦那様はやはり行う選択をした。
「……ではカモミール。今度はこちらを」
「はいいただきます」
パクリっと何の躊躇いも無く行う奥様。
恋愛感情とかなんとかについては、まだまだ先が長そうではあるが、奥様よりも先に旦那様の方が絆されることになるだろうから、何の問題も無い。
もともと奥様の内面に関しては、問題なさげですし?
外見に関しては、旦那様の好みにばっちり合わせて、奥様を着飾らしてあげますからね。ドンドン惚れればいいんですよ。
ああ、でも、どんだけ旦那様が奥様を溺愛しても、奥様が侯爵家から出たいと判断したら、一緒に出ますけどね。
「頑張ってくださいね」
お茶のお代わりを入れる時に、こっそりと魔法を使って旦那様にそうエールを送る。
旦那様は嫌そうに私を見たが、小さく頷き返した。
ああ。どうやら旦那様は自分の気持ちに気付き始めているようだ。
そして、同様に、奥様の気持ちにも気付いているのだろう。
自分に対してこれっぽっちも恋愛感情がない事に!
奥様は、貴方の愛に応えてくれますよ。
そんな確信もあったが、私はそれを秘匿する。
奥様を虐めるつもりはもうこれっぽっちもないけれど。
旦那様をからかうのはアリだよな。と思うので。
メイドとして、二人の邪魔にならないよう少し下がった位置で気配を消し、ただただ、新米夫婦の交流を眺めるのだった。
********************END******
後書き。
ぱぱっと書いて、ぱぱっと終わらそう。と思って始めたシリーズ。
思ったよりも長引いた。
下書きではこの半分以下で終わってた……はずなのになぁ……。
なんでこうなったんだろ。
一応ラストは最初から考えて居た風景。
たくさん在る中から三つ選べって言われて、選べないよぉ!? としてて、旦那には奧さんの見えないところから、「イチャイチャ出来る様に下準備したんだから、さっさと気付いて、イチャイチャせい」とジェスチャーをするメイド。
こんなラストなのは、タイトルの「虐めるメイド」のイジメがこんな感じに変わりましたよ。というのをアピールするため。
そして「今から恋愛が始まるんじゃ無いの!?」に関しては、「それをやるとどこで、締めれば良いか分からなくなりそうだったので、一度完結後、番外。っていうのが安全そうって思ったからです。
あと、書き損ねた、というか……。なんというか。
カヴァルーン視点で出てきた冒険者はコズミックの兄。
商人は、弟がお世話になってる商会の商会長。
つまりそもそもの仕掛け人がコズミック。
なので、カヴァールーンを利用した詫びという考えでした。
とりあえず、今回のこの話。
途中で困ったのは「*虐めるメイド*」とか「*虐められる令嬢*」とかの「**」の中の文字でした。
後半になればなるだけ、なんで私こんな視点切り替えの仕方にしたんだ!と、頭を抱えました。
最後のカヴァルーンのところなんてもう考える気もなしか。っと、自分自身につっこみをいれたくらいです。
ここまでのお付き合い、ありがとうございました!
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