二九話 レンズのこと

 さて、今回はカメラの機材であるレンズの話です。


 Canon EOSの時代が長く続いた(結婚以来なので二十年)のですが、今年(令和六年、二〇二四年)二月下旬にSONY α7RVに買い替えました。


 カメラのボディメーカーが変われば、それまでに揃えてきたレンズはマウントが合わなくなる為にコンバージョンリング(マウント変換リング)を使わないと使うことができません。


 新しいカメラボディを購入するのと同時にコンバージョンリングを買い、実際にCanon EF系のレンズをα7RVに取り付けて試してみると…。

 本当に、ごく一部のレンズしかまともに動かないという結果に。


 その後、旧レンズ群(CanonのEFマウント)はマニュアルのマクロレンズを二本だけ残し中古に出してしまい、α Eマウント系のレンズを購入する為の原資としました。


 知識のない方の為に書いておきますと、「レンズ交換式のカメラ」は種類の違うレンズを使うことにより、広いエリア(例えば星空や風景)が撮影出来たり、鳥や飛行機など遠くを飛ぶものを撮影出来たり、花や昆虫に近づいて撮影出来たりするものを言います。

 また、「単焦点」と言って焦点距離が固定のものや「ズームレンズ」と言って一つのレンズなのに複数の焦点距離に動かせるというものもあります。


 カメラのボディを買い替えるのにあたって、ほぼ全てのレンズを処分したと先述しました。それでも、基本的な構成は変わらないと言えます。


僕の場合は、

標準ズーム:24-70mm F2.8

広角ズーム:14-24mm F2.8

超望遠ズーム:60-600mm F5.6-6.3


この他にマクロレンズが四本。

50mm、100mmは前のEFマウントの持ち越し。これらに70mm F2.8と90mm F2.8がきます。こちらは、Eマウントのものです。


 新しいレンズを購入すると、レンズ先にプロテクトフィルターは必ず着けています。でないと、レンズの先頭に埃などが付着しますからね。もちろん、ボディ共々、普段は防湿庫で保管しております。レンズの大敵は、埃と湿気です。酷い時はカビが生えるので、保管時は注意が必要です。


 話が逸れましたが、フィルターを取り付けてからはそのレンズの癖を知る為に試写を行います。


 試写は、花や景色で試すこともありますが、円空像のレプリカを用いて撮影することもあります。そのレンズの最大の絞り込み、開放して、幾つかの絞り値で、そんな感じで試しております。

 それで、絞り込んだ時のシャープさ、開放時のボケ味、それらを知っておくと実撮影に出掛けた際、シミュレートがし易くなるのでカメラのセッティングに時間が取られることもなくなり、限られた時間での撮影にも対処できると言うわけです。




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