プロローグ
この世界は魔力がすべてだ。
魔力があれば魔法を出すことが出来る。
魔力が少ない人間もいれば多い者もいる、使い方が上手い者もいれば下手な奴もいる。
電気を生み出すのも水を生み出すのも風を起こすのも火を出すのも魔法だ。
つまり魔力が無ければこの世界は成立しない。
だからこの世界では魔力がすべてだ。
魔力の無い者の多くは奴隷にされ、死ぬまで永遠に働かせら、魔力を持たない者は人間として扱われることはない。
そしてこの世界にはオズマサール学園という魔力を待つ優秀な人材だけが入れる学園がある。
中等部から高等部まであり、特徴といえば実力主義で強い者だけが入れる学園だ。
実力主義なだけあって施設と設備は充実で、生徒がより良く学べれるようになっている。
そんなオズマサール学園でたった一人、魔力を待たない者がいた。
「あなたを一目見た時に俺は恋に落ちました。腰まで伸びたサラサラとした黒い髪。あなたがしているシャンプーの香りが俺の鼻に入ると細胞が運命の人はあなただと訴えてくる。俺がもし裁判官だったらあなたはすぐに有罪にしてしまうほどの犯罪的な魅力を持っている。パッチリとした目は俺の鼓動をいつも早くさせる。その細くて白いあなたの脚を見るといつもチーかまを思い出してどんな料理にしようかお腹が空いてくる。あなたの動作一つ一つに俺は目が離せなかった。あなたの笑顔を見るだけで俺は生きている意味があったと言える。あなたが磁石で言うプラスなら俺はマイナスで、あなたがジュリエットだったら俺はロミオになってやる!絶対にあなたを幸せにしてみせます!結婚を前提に俺と付き合ってください!」
「長いし、ダサいし、キモいし、不快だし、褒めてないやつあるし、誰がそんな言葉で付き合えると思ってるの?あと魔力無い人と付き合うとかありえないから」
そんな主人公のジンが魔力がすべての世界でヒロインができるまでの物語だ。
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主人公の名前はジンです。
なぜこんなにモテたいのかは後々判明します。
一ヶ月毎日投稿するので見てくれたら嬉しいです。
22時くらいに投稿します。
【悲報】異世界に転生して無双してるのに全くモテません アスパラキング @sagaramobgasshuk
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