第6章 海浜都市レオーネ編 エピローグ(2)
暗闇の中にいる私に、声が聞こえる。
『おめでとう。あなたは踏み越えた。もう、戻れないわね』
皮肉のように言うのは、黒い炎を纏った、もう一人の私。
それが何を意味しているのかは、もうわかっていた。
だから――私は迷わずに、答えを返した。
「ええ。私は選んだわ。もう、退かないと決めたから」
赤を纏った私の言葉に、黒い私は闇の中で、私を試すように笑っていた。
革命のクラウディア 第六章 -Side:Klaudia- 了
革命のクラウディア -Klaudia die Revolutionar- 分岐:クラウディア編 青海イクス @aoumi
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