お別れの、唄
ninjin
お別れの、唄
海沿いに 車走らせて
往き先さえ 分からない
「あと少しで夜が明けるね」と
助手席で 君が呟く
ふたり逃れるように 街を抜け出しても
いつか求める
打ち寄せる 波は泡に消え
いつの間にか 砂に吸い込まれる
押し流される 街での生活も
たわむれた日々も いつかは終わる
消えないよう失くさぬように 君をきつく抱いても
再び出会える
海沿いに 車走らせて・・・
――心ならずも・・・、そんなこんなで・・・――
お別れの、唄 ninjin @airumika
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます