第4話 お盆休み 〈最終回〉

部屋の窓を明け私は、背伸びをした。


タッタッタッ


花菜「お父さん!お母さん!おはよう!」

お母さん「おはよう」

お父さん「おはよう!」


あ、そうだ。


12歳離れた妹がいる。

名前は、桜 心(さくら ここ)5歳


妹「おはよ…」


ギュ


花菜「可愛いなぁ♡」

妹「やめてー。お姉ちゃん」

花菜「可愛いのが悪いんだよ」

妹「もぉお姉たん…嫌い」


よしよし


妹「お姉たん大好き・・・」

花菜「私もよ!心のこと好きよ」


ガチャ


トコトコ


私は、家を出た。


タッタッタッ


三葉の家-


ピンポーン


ガチャ


三葉「花菜いっらしゃい」

花菜「お待たせ!」


トコトコ


花菜「相変わらず女子っていう部屋だね!女子力あるね!」

三葉「女子力あったらモテるはずでしょ」

花菜「三葉はモテてることわかってないだけかもしれないよ?」

三葉「そうかもしれないけど…花菜は性格いいし本当にうらやましい」


二人してお茶を一杯飲んだ。


ゴク


花菜「三葉に言わないことがあってさ。」

三葉「なに?」


花菜の目から涙が流れていた。


三葉「え?花菜!?」

花菜「私…お花屋さんを長期お休みいただこうと思うの」

三葉「なんで?」

花菜「花の技術をイギリスで学ぼうかなって思うんだよね」


三葉は黙ってしまう…。


花菜「三葉だけに伝えておこうかなって思って今日誘ったの。鎮紅先輩や緑や尚に言わず行くのも悩んだ。でも、先輩も仕事に手につかなくなるから。尚も緑も仕事に集中できなくなるし。だからと言って。三葉が仕事に集中できるってことおもってないけど三葉だけには理解してもらいたかった。それだけなの」


三葉は、目から流れている涙を拭った。


三葉「花菜はお節介すぎるけどそいうところ好きなんだよね」

花菜「ごめん…」


花菜は三葉を抱きしめた。


三葉「私だって寂しいけど…花菜が学びたいためにイギリスに行くんだったら応援する。理由もなく立ったら応援するか悩んでた」

花菜「ありがと…」


この日は、夜には海辺で花火をすることになっている。

この時に言おうか、悩んでいる花菜…。


夜-


鎮紅先輩の車で海まで向かっている最中花菜と三葉だけ、暗い空気のまま…。


尚「三葉!花菜!!」

緑「夜の海めっちゃ綺麗だぞ」


二人は、花菜と三葉の背中をポンっと押した。


鎮紅先輩は、ずっと見つめていた。


尚「な!三葉と花菜に何かあったら俺たちどこにいても駆けつけるからな!」

緑・鎮紅先輩「絶対駆けつけてやる!!!!!」

三葉「なんだよぉ。急に」

緑「別にかっこつけようとか思ってなくって本気で思っている」


鎮紅先輩は、花菜のそばに寄った。


鎮紅先輩「信じてな。本当に二人が大事ってこと」

花菜「なんですか…急に…らしくないよ」


尚は海にち近寄って大声で叫んだ。


尚「お前がイギリスで花のことを学びたいくらい知ってた!!お前が考えてること皆分かってるさっ」

三葉「花菜皆分かってたみたいだよ」


花菜は、皆の顔を見合わせた。


鎮紅先輩「俺たちは何がっても見方でいてくれた花菜の夢を応援したいってことさ」


尚達頷いた。


花菜「ありがとうね。みんながいたから今の私がいる。みんなの夢も応援するね」

三葉「イギリス行っても花菜は絶対持てるだろうなぁ」

尚「そりゃ可愛いもんな!三葉だってモテてるくせに!」


緑は、海を見ていた。


三葉「よっし!!花火を再開するぞ」


三葉緑のもとへ行った。


三葉「緑花火しないの?」

緑「俺さぁまさか誤認がもう離れないと思ったのに…。離れてしまうのかぁって思ってしまってさ。もちろん、夢なんだし応援したいけど。やっぱり花菜残ってほしいなぁ…ってさ。イギリスですぐに飛んでいけれないし…。」


三葉は、緑を抱きしめた。


三葉「私も緑と同じこと思っていた。けど…皆が皆ずっと一緒にいられなくなることだってあるんだよ。離れたくない気持ちはわかるよ。花菜は私たちにものじゃないだし…。みんなのもの。」

緑「わ、わかってるけど…。」

三葉「花菜だって同じ気持ちだと思う。みんなから離れたくないけど…夢だからしょうがないって思っている」


三葉・緑抱き合いながら泣いていた。


花菜「緑!三葉!!」


花菜は、二人の名前を呼びながら。

後ろから抱きしめた。


花菜「離れてしまうけど…ずっとそばにいるからね」


緑と三葉は、大泣き。


そして…


長期のお休みになり…


花菜はイギリスへ行ってしまった。


長期休みは、お疲れ様会みたいで働いてはいけないっていうルールがある。


このルールは、ここのフラワーパークだけ。


行事みたいな感じ…。


緑・鎮紅先輩・尚・三葉どのような休日を送るのか…。


イギリスにいる花菜は、人気者でいた。


ジェン「花菜~今日も花よりもキレイだね~。」

花菜「ジェンはお世辞上手すぎ」

リン「ジェンほんとにやめなよー」

ジェン「なんで」

リン「花菜は、この街でべっぴんさんと言われてるのよ。ジェンに、花菜を落とせません」


ジェンには、2回ほど告白されている。


リン「花菜チューリップください」

花菜「かしこまりました。1本?」


リンは、頷いた。


花菜「はい、どーぞ!また来てね!」

リン「オケ」


そして…


10年後…。


花菜は、月日も過ぎても帰ってくる気配がなかった…。


尚の花屋に一人の女性が現れた…。


リン「すいません…」

尚「はーい。いらっしゃい。」


イギリスの人だった…。


リン「花菜さんのfriend?」

尚「はい。そうですが。」

リン「私の名前はリンって言います。花菜さんのfriendです。花菜さんの友達集めてほしいです」


尚は、頷き。


必死に皆を集めた。


三葉「なんですか。」

鎮紅先輩「花菜に何かあったのですか?」

リン「ここだと話しにくいので公園行きたいです」


皆で公園に向かった。


緑「なんですか。」


リンさんは黙り込んだ。


三葉「花菜は!私達の大事な人なんです!早く教えて欲しいです!」


リンさんの方を掴み三葉優しく伝えた。


リン「花菜さんがイギリスでモテモテで…閉店後…花菜さんのことが好きすぎて付き合ってもくれないからとつきまとっていた男性が花菜さんの腹部と首を5箇所ナイフで切られ…意識不明なんです。その事件があったのは…昨夜です…。」


沈黙する中皆崩れ落ち泣いている。


緑「だから…言ったのに…。」

尚「あいつこっちでも何回か…。ストーカーになってる時があったんです。」

鎮紅先輩「絶対許さない…。花菜を傷つけた奴。」


リンさんは木の方を指さし。


リン「花菜さんを傷つけた人連れてきてます。」

ジェン「申し訳ございません。花菜さんを傷つけるつもり無かったんです…。」


尚達は、花菜を傷つけた男を殴った。


緑「いい加減しろよっ!!あいつが何したって言うんだよ!!」

尚「花菜は…ナンパされるために行ったんじゃない!ストーカーされに行ったわけじゃない!ただ、が以外のお花屋さんで勉強しに行っただけなのになんで5箇所も切られなあかんねん!」

鎮紅先輩「お前がしてることほんとに許されないことって分かってんのかよっ!お前は俺たちの大事な人を傷つけて申し訳ございません?は?そんだけで済むと思ってんのか?あいつが意識不明っていうのに申し訳ございません?ふざけとるのかっ?!そんだけで許せるわけねーよ!あいつが死んだらお前責任取れるのか?お前が死ね!あいつが死ぬ必要ないしよっ!お前みたいなやつに告白されて花菜トラウマになるからなっ!一生花菜好きだろーともう二度と花菜のところに行くなっ!自殺でもしてろ!」


三葉は…崩れ落ちているままだった。


ジェン「皆さんの分の交通費出します…。なので。花菜さんのところに行って欲しいです。」

リン「…。」



7時間後―


パトリック病院―


花菜がいる病院に到着、


1004号室に到着


ドキドキしながらドアを開けた。


花菜が起き上がり。


元気な姿があった。


三葉は、抱きついた。


花菜「三葉…。ごめんね。」

三葉「よかった。よかった。意識戻ってて…。」


尚は…花菜を指した男の襟を掴みながら花菜の前に出した…。


花菜は、呆然としていた…。


手が震えていた。


ジェン「花菜…」

花菜「か、か、帰って。」

ジェン「わかった…。」


緑は、犯罪者の腕を掴み花菜の目の前に立たせた。


緑「花菜手が震えてるのわかるか?お前はこいつが怖がることをしたってことなんだよ?!お前は、こいつに恐怖を与えた。花菜?お腹の傷とか消える?」

花菜「跡残るって」

緑「なっ!聞いてるか?こいつ跡残るんだよ!どうするんだよ?お前が台無しにしたんだよ!ふざけんな」


引きずりドアにジェンとリンを外に出した。


花菜「ごめんね…。また皆に迷惑かけたわ。」

三葉「全然大丈夫だよ。ごめんね。助けられなくって。」

花菜「皆ありがとう。ほんとに…ごめんなさい。でも、怖かった…。」


尚達も花菜に抱きついた。


鎮紅先輩「花菜の体に傷が残ったとしても俺らは全然気にしないしさっ!だから、傷跡のこと大丈夫だからな!花菜が気にするかもだけど。」

三葉「私も全然気にしない、だって!花菜は花菜なんだし!傷跡があるなんて気にしないさっ!!!」


花菜泣いていた。


尚「助けられなくってごめん」

緑「俺達もイギリスにいるからよっ!花菜が帰るまで!だから、一緒に頑張ろうぜ!」


頷いた。


そして…


2年後……。


花菜と一緒に日本へ帰った。


飛行場には、俺たちがSNSに投稿した『明日日本へ皆で帰ります』載っけたおかげなのかたっくさんのお客さん達がいた。


芸能人並だった。


芸能人並にお客さんはいるのは、花菜だけどね。


ほんとに心の優しい女性だから男女関係なく接せれるのがほんとに尊敬。


ずっと一緒にいて、1人くらいは花菜の事が嫌いな奴がいるのでは無いのか?って思ったけど…1人も花菜を嫌いになる人はいない。


花菜は、俺達のリーダーだから。


三葉「花菜人気者~!」


横に首を振った。


尚「花菜は、人気者だよ!」


また、首を横に振ってきた。


花菜「私は、ここにいる皆がいたから頑張ってこれた。だから、私だけの頑張りじゃなく!ここにいる尚や鎮紅先輩や緑や三葉が私の傍にいたから頑張れてきたこんなにもお客さんを集めることが出来た。皆のおかげなのさ!私だけの頑張りじゃないってことが言いたい」


皆さんは、頑張ることでやりきったと思うと思いますが。


自分の結果は、努力次第ともいいますが。


それだけじゃなく、周りで教育や教えてくれてる方がいるからこそあなたに結果がでるってことをお伝えしたいです。


一人一人に優しさや思いやりをもつことで、人と関わっていきやすいと私はそう思います。


私が、なぜこの話を作ったかというと。


皆さんに、人への優しさや思いやりや周りの人方のおかげで結果が出て来てるのだと感じて欲しかったからです。


このお話を見てくれた方ありがとうございます。


また、他の作品を書くので


ぜひ、そちらも見てください。


おしまい


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フラワーパークアレンジランド 妃菜 @penhina30

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