第3話 花菜の誕生日会
私達は、尚の家で花菜の誕生日会を開く準備もしていた。
8/20が花菜の誕生日の前日に用意をしてる。
尚「緑Happyがめっちゃまがってるよ」
緑「ほんまや!」
壁に膨らませた風船のHappybirthdayって真っ直ぐにはるのが大変。
三葉「お!真っ直ぐになってるよ!」
尚の部屋のドアが開いた。
鎮紅先輩「ごめん!遅れて」
その場が笑っていた。
三葉「先輩遅いですよ笑」
尚「忙しいのに悪いな!」
鎮紅先輩も少しずつ作業を進めていく…。
下手の飾り付けも完成してみんな帰る準備もした。
緑「明日は!もう一気し花菜を喜ばせるぞっ‼️」
鎮紅先輩「おう!」
鎮紅先輩と緑が先に帰り、三葉と尚だけになった。
尚「どーした?三葉」
三葉「もしさ!私が尚のこと好きって言ったら困る?」
尚「え、い、いやー。困らないけど。驚くかな」
三葉は尚の手を握った。
三葉「実はね。私…尚のことが好きなんだ。付き合いたいとも思ってて、」
尚「あ、ありがとう。嬉しいけど。その言葉にはすぐに答えることは出来ない、」
三葉「そうだよね。ごめん。変なこと言って」
三葉は尚の部屋を出ていった。
8/20 花菜の誕生日会当日
尚の家に花菜が来た
トコトコ
ガチャ
尚「花菜誕生日おめでとう」
緑「おめでとう」
三葉はもいっきし抱きついた。
三葉「おめでとう」
花菜「どうしたの。でも、ありがとう」
鎮紅先輩「おめでとう」
花菜は涙があふれていた。
花菜「あ、ありがとう。17回目の誕生日ほんっとう嬉しい。何より鎮紅先輩・緑・三葉・尚このメンバーに17回も祝ってもらえるなんてね。ほんっとうにうれしい」
パチパチ
三葉「何言ってるの。花菜は私たちにとって大事な人なんだし何年経ってもお祝いするに決まってるでしょ!」
皆は頷いていた。
パチ
部屋が暗くなった。
誕生日の歌を歌いながら拍手していた。
ケーキの上に17本のろうそくがさされていた。
ふぅ~
ろうそくを消した。
鎮紅先輩「願い何にしたんだ?」
皆私を見てきた。
花菜「ここにいる皆が幸せになれますよーにって願いながらロウソク消した!」
三葉「ありがとう。私の幸せはもう二度とないかな…。」
三葉は尚の部屋を出ていった。
呆然としたまま「え?どいうこと?」って顔していた。
鎮紅先輩「尚。昨日俺ら帰ったあと何があったんだよ?」
花菜が尚の隣に座った。
花菜「言えないことがあったの?」
コク
尚は頷いた。
緑「尚!しっかりしろよっ!男やろ」
鎮紅先輩「三葉は、ずっと尚のことが好きだから告白しようか悩んでた。昨日緑と俺が帰った後2人で残ってたんだよな?告白されたってことか?」
コク
花菜「三葉が尚のこと好きってことは知ってたよ。尚にとって別に好きな人がいるから振ったってこと?」
コク
花菜は、立ち上がって三葉のことを追いかけた。
鎮紅先輩「よく頑張った。」
緑「うん。頑張ったよ。」
尚「嬉しかったんだよ。でも、好きでもないのに三葉のことを苦しめたくなかったから。俺が三葉のこと好きでもないのに付き合ったら幸せに出来るのかもわからんし。」
尚は泣いていた。
鎮紅先輩「じゃぁ!今からカラオケ行くぞっ!尚振る方も振られる方も辛いのは俺にもわかるよ!花菜に振られたくらいだしさ!」
その場が笑いに包まれ。
タッタッタッ
七色虹公園―
花菜「三葉!」
三葉はゆっくり上を見上げた。
三葉「花菜…。」
花菜「尚に気持ち伝えたんだって?」
コク
ヨシヨシ
三葉「ふ、振られちゃった…。」
花菜「三葉さぁ!初恋で勇気絞って好きな相手に気持ち伝えたってことは凄いと思うよ!私なんか好きな人出来てても気持ち伝えられない。でも、三葉の場合は気持ちを伝えて相手の気持ちが他の人に向いてても…付き合う気でもない人かもしれないときだってあるよね。結果残念な結果になったかもだけど。三葉にとって!尚だけじゃないことを伝えたい!今は尚が好きかだから次の恋難しいかもだけど。ゆっくりでいいから次の恋愛を探してみるのもいいかもね!尚のことが好きなのは分かるよ!」
ギュ
三葉「うん…頑張ってみる。」
花菜「うん!頑張ろ!」
三葉は、尚のことがずっと好きってことは知っていた。
でも、10年間ずっと尚に気持ちを伝えずにいたのに勇気絞って気持ちを伝えて結果は残念だけど…私とって恋愛は一人の人が他の人に向いてても…恋愛興味ない人だったりしたら次の恋愛を探そうとすると思う。
人によって違うかもだけどね。
次の日―(お盆休み)
皆が大好きな長期休みが始まった。
尚も三葉も緑も鎮紅先輩も子供のようにはしゃいでいた。
花菜のお花屋さんのポストに二通の手紙が入っていた。
手紙の内容
『花菜さんへ
急な手紙すいません。
1度お花屋さんに花を買いに行ったことある者です。私はあなたのことが好きです。
隼人より』
『好きです。付き合ってください。返事はお盆休み明けに聞きます。朝津より』
トコトコ
今日は、皆お店の片付けが長引いてるため1人で帰っていた。
トコトコ
隼人「花菜?」
花菜「ん?どなたですか?」
持ってる手紙を指さした。
花菜「あ、隼人さんですか?」
隼人「は、はい!毎日のように通ってます。
花菜「は、はぁ…」
手が震えてる。
プルプル
隼人(はやと)って言う方は、ずっと私のことが好きなアピールしてくれたが雰囲気が不気味だったため最近はフラワーパークアレンジメントに入ることを禁じていた。
入口で、隼人さんの事見たものは変装しようとばれることになっていて入らないようにしていた。
隼人「手紙嬉しかったですか?そういえばフラワーパークアレンジメントに入れなくなってるんですよ。変装してても…。」
花菜「ごめんなさい。隼人さんが来ることを禁じておりまして。警備員に入れないようにと伝えてありました。」
隼人さんの雰囲気が怖くなった。
隼人「なんでですか…。こんなに好きなのに…」
両肩を掴まれ、身動きが取れなくなった。
花菜「離してください!いい加減してください!」
隼人「付き合うまでこうしてるからな」
花菜「助けてっ!」
心の中で皆の名前を呼んだ。
その時…。
三葉「手をお離しください。」
花菜の方に掴んだ手を振りほどいた。
ペシっ
隼人「何するんだよ!」
鎮紅先輩「ストーカー行為ですよ。フラワーパークアレンジメントに入れなくなるまで花菜に近づこうとするのも悪いですし、無理やり付き合おうとするのも良くないですよ」
緑「ストーカーさんあなたは花菜のこと好きなんですよね?なら、そんなしつこくしたら嫌われること知ってましたよね?」
ペシッ
尚「好きな女がこんなに手が震えるまで怖がってるのなんで怖がることをするんですかっ!花菜を怖がらせたりしないでくださいっ!俺達にとって大事な存在なんですよっ!」
隼人「お前らに関係ねぇ!」
ペシッペシッ
三葉「いい加減目を覚ましあがれっ!花菜を傷つける人とは付き合わせる気ないし花菜を怖い思いしてるのにそんな気持ちも知らず花菜に近づくな!好きになる資格ありませんっ!さっさと帰れ!」
タッタッタッ
隼人は、帰っていた。
花菜「皆…。」
鎮紅先輩「ごめん、一緒に帰っていたらこんなことにならなかったのに」
尚「ごめん」
緑「ストーカーさんほんまにお前のこと取られたくなかったんだな。でも、あんなに怖がってるのにわからないやつはクズだからな!」
この4人といると心が和みます。
本当に安心できる場所です。
続く
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