前話までは油断できない強敵然としていたヴィルジナ、部下(?)達との会話で、ぐんと人間味が出てきて、一気に愛着が湧きました。部下を寝室で鼓舞する傑物感は勿論ですが、彼女の言葉に素直に士気を上げる部下達もまた微笑ましいです。
「ファスティアの大通りみてェだ」…エルスのツッコミ、冴え渡りましたね。声出して笑いました。
共闘で迎え撃つのはボルモンクの創造したクリーチャー。激闘待ったなしの展開ですが、エルス達の戦闘シーンが久しぶりなので、次話が楽しみで仕方ないですね。
作者からの返信
コメントいただき、ありがとうございます。
エルスの仲間が少女ばかりになりがちなので、ヴィルジナには思いっきり大人の魅力を発揮してもらいました。自らが単独で前線に出ていたことから察するに、彼女なりに手下への愛情があることは間違いなさそうですね。
長く生きたがゆえなのか、本作の純血エルフはどこか突き抜けておりますね。なぜか「エルフらしいエルフ」が一向に出てきてくれません。
この第4章は、なにかと第1章との対比になっております。かつては人波に流されるのみだったエルスも、自らの道を突き進むことができるようになったようですね。
さて、次回なのですが、一旦この場を離れ、雪山の彼らの場面へと移ってまいります。ボルモンクとの対決の前に、そちらに残されたカードを回収する必要がありますからね。もちろん、さらなる共闘をお見せできることになるとは思われますので、ご期待いただけますと幸いです。
いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
ここに出てくるのですね、ボルモンク。
ヴィルジナの娘が攫われたという危機感のある場面なのですが、うじゃうじゃいるピンクコートのヴィルジナの手下を想像し、その会話もコミカルで、この回は特に吹き出しました。
作者からの返信
あの博士、当初は第2章で退場予定だったにもかかわらず、すっかり「おなじみの悪役キャラ」が板についておりますね。彼が出てくると全体的にギャグ感が増してしまうのですが、本章は元々「港町を舞台に、明るく楽しい冒険の旅!」を目指していたので、これはこれで良いのかもしれません。――なんか、こんなパターンばかりですね。
そして、ヴィルジナは魅了系の特殊能力を持っていたわけではなく、自分自身の魅力のみで逆ハーレムを築いていたようです。よほど自信があるのか、アリサに対しても対抗意識をみせておりますね。ここのウジャウジャ感を上手く表現したいところでしたので、笑っていただけてとても嬉しいです。