平行世界に記録抹消処置。
今まで匂わされてきた謎が、ここで明かされていましたね。
冒険を続ける内に、知らず知らずそのスケールが大きくなってくる…というのは定番ではありますが、その進行と明かされ方が上手いなぁと唸ってしまいました。
作者からの返信
一文で説明すると「ぶっ壊されたのを全部詰め込んで、入りきれなかった所は綺麗に削ったよ」なのですが、ものすごく回りくどい説明になっておりますね。
当初は第1章の最初に全部出してしまうことも考えたのですが、エルスたちの冒険が進むと共に少しずつ明らかになってゆくという展開にさせていただきました。
かなり迷った部分でしたので、お褒めいただきとても嬉しいです。
編集済
反り上がった地平線、中天に留まる太陽、度々描写されていた世界の様子の謎が明らかになりましたね。まさか球体の中に世界があったとは思いませんでしたので、読んでいてとてもワクワクしました!
ゼレウスの命は残り僅かなのですね……一読者として、彼の人生を最期まで見届けさせて頂きたいと思います。
作者からの返信
世界の形状についてはもっと早く明かしたいところだったのですが、この世界が「常識」である主人公らが「それ」に疑問を抱く機会も無く、今のタイミングになってしまいましたね。
読者様にワクワクしてもらえるような物語を描くことが何よりの目標ですので、とても嬉しい御言葉です。
ゼレウスは最後の最期まで一貫して、ガルマニアのために命を賭す覚悟でいたようです。
私自身、今章の物語が進行するごとに愛着の増す人物となりましたね。彼を応援してくださり、ありがとうございます。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。とても励みになるコメントを頂戴でき、本当に嬉しい限りです。
第3章も残り僅かとなりますが、最後まで頑張ってまいりますね。
何度か触れられていた地平線の違和感はこういうことだったんですね。
うわぁ……(語彙力)
プロローグを拝読していなかった新参読者の自分は「再世」がはっきり掴めておらず、
お題短編を拝読した際も「ミストリアスもゆくゆくは……?!」などと案じていたのですが——想像を超えた壮大な世界観に圧倒されています!
更なる解説と、心配なゼレウスさんの容態……次の更新も心待ちにさせていただきます。
作者からの返信
世界の形状についてはなかなか説明の機会がなく、様々な箇所に仕込んでおりましたね。
「これ、表現が間違っているのでは?」というツッコミが来ない程度に。こっそりと。
いきなり第1章で世界設定を語るにはエルスが未熟すぎましたので、ずっと機会を待っておりました。今では彼も成長し、ようやくそれが訪れたといったところですね。
退屈に思われがちな解説回ということで不安もありましたが、応援していただけて大変励みになりました。ありがとうございます。
あのヘンテコなプロローグ(怪文書)を掲載していた時の離脱率は半端じゃなかったので、あれのせいで多くの読者様を逃してしまったと思います。
――それでも気に入ってくださる方はおられたのですが、やはり万人ウケには程遠かったのでしょうね。無名の素人の作品でやるには、かなりハードルが高すぎたようです。
例のお題短編の最後に出ていた〝かれら〟が、偉大なる存在たちですね。あの後、植民世界ミストリアスを創世し、そして終了したのでしょう。
しかしながら、彼らの窺い知れぬところで〝真世界〟は誕生していたようです。
あちらもお読みいただけて、大変嬉しく思っております。
いつも本当に、ありがとうございます。
球体の内側に世界、しかも並行世界も全て詰め込んでいたとは、想像以上に壮大なスケールの話でした……。
揺り籠とは上手い例えだと思いました。
確かに、入り切れず零れる部分も出てきそうですね。
そしてゼレウスは、やはり助からないのですね。
魔王リーランドに会いさえすれば、或いはとも思っていましたが。
子を庇っての負傷で、悔いが無さそうなのがせめてもの救いでしょうか……。
作者からの返信
世界の形状については第1章のプロローグから匂わせていたのですが、詰め込んだ平行世界に関しては、私自身が「これはどういう状態なんだろう」という疑問を持った結果に出来上がった仕組みでしたね。
これまではかなり見え見えというか、ありきたりな謎が多めだったので、想像以上と仰っていただけて嬉しいです。
揺り籠の部分、初めは卵の殻にしており、
「もう生まれてるし、ちょっと違うかな?」と書き替えたのが正解でした。ありがとうございます。
ゼレウスは帝都奪還作戦の出発前から、命を捨てる覚悟はしていたようですね。
もちろん、当初は「ディークスのために」だったのですが、エルス、そしてユリウスのためにと対象や目標も移り変わってゆきました。
もうすぐ最終決戦が控えているのですが、彼にとっても、悔いのない人生になることを願います。
いつもお読みいただき、とても感謝しております。
また、コメントもいただけまして大変励みになりました。ありがとうございます。
以前レビューを書かせていただいた際、解明されていく謎が気になって読み進めると書いた覚えがあります。ですが今、この物語最大の謎が明らかになってみると、今度はその世界でエルス達がどう生きていくのかに俄然興味が湧いてきます。実に上手く出来ていますね…感心しきりです。
単純な疑問なんですが、この内向きの世界、どの様にして思い付いたんでしょう?ちょっと発想がぶっ飛んでいて(褒めちぎっています)、私には到底思いつけない代物ですので…きっかけの着想があったりしたら、是非教えて欲しいです。
作者からの返信
私自身「ちょっと謎が多すぎたかな?」と感じていた時に頂戴したレビューでしたので、とても背中を押していただけた気分でした。
改めまして、本当にありがとうございます。
この世界の形状は「世界を創るのは良いとして、光源はどうするか。太陽を創るならば宇宙まで創らないといけない。さすがにそれは無理がある。じゃあ内向きにしてしまえば全部解決するじゃないか」といった感じですね。あとは世界の外側に居る〝偉大なる古き神々〟に認識されないよう、外側を闇色の保護色にする必要があったからでしょうか。
発想自体は、はるか昔にプレイした「天地創造」というゲームに、「地裏」というフィールドマップがあるのですが、それが印象に残っていたのかもしれません。地表の裏側に、もう一つ世界があるといった感じですね。
明確に「これだ!」といったモチーフは無いのですが、よくよく考えてみると色々な作品から着想を得ているような気がいたします。例のガルマニア遊園地などは「魔界塔士Sa・Ga」あたりから影響を受けていたのでしょうね。幼少期はゲームの攻略本ばかり読んでいたせいでしょうか。
あまり語る機会がありませんでしたので、聞いてくださって嬉しいです。
いつもコメントありがとうございます。