自警団の皆がザインを悼む場面が、とても好きです。
共に街を守っていた過去も事実であって、それを忘れずに仲間を送ろうとする彼等の心根が熱く、素敵ですね。
過去が少しずつ明かされてきて、エルスにも変化が見えますね。そんなエルスを見守るアリサも…。
二人の関係性が変わってしまわないか、少し心配です。
作者からの返信
ザインは登場の少なさのわりに、重要な役どころとなってしまいましたね。
異世界に限らず、人が大きく躍進するには何かチャンスが必要なのですが、彼の行動がエルスたちにその機会を与え、いま彼自身の元にも還ってきたといったところですね。
ひとつの失敗ですべてを失うわけではなく、カダンや団員らのように、評価されるべきところも見てくれている。そんな想いも込められています。
エルスは以前より、アリサに対して何らかの引け目を感じている節があるんですよね。
しかしながら、まだそこへ踏み込む覚悟はできていないようです。彼が過去へ向き合うには、過去を直接知る人物の協力が必要なのかもしれません。
大丈夫です。彼らの絆はとても強いので、何があっても乗り越えられることでしょう。
どうかご安心くださいね。
いつもコメントをくださり、本当にありがとうございます。
ここの回を読んで、そういえばアリサが、エルスの様子を気にしている様子が多くなってきたように感じました。
エルスが遠い存在に感じることがあるのかも知れません。そういうアリサを、エルスもまた気にしているような気がします。
当初からですが、お互いがストレートに考えをぶつけたりせず、少し離れたところから心配している雰囲気に思いやりのようなものを感じて好きです。
作者からの返信
アリサは第2章において自身の役割を確立することができましたが、やはり彼女の行動の中心は「エルス」のままですからね。彼女にとっては、エルスの成長によって「役割がなくなる」という不安を感じてしまうのかもしれません。
とはいえ、双方が互いを大切に想っているのは疑いようのない事実ですね。そこを感じ取っていただき、ありがとうございます。
そして、アリサが「エルスに対して〝あること〟をしないように徹底している」のと同様に、エルスもアリサに対して「ある引け目」を感じたままとなっております。
それを解決する鍵は、じつはロイマンとハツネが握っております。第1章にて、二人が酒場で話していたものですね。
いずれは勇者パーティとも合流できるのか、その辺りも重要な点となってまいります。