設定集《5》

・固有スキル『我が生涯に敗北は非ずアルダー・ウィーラーフ


黒騎士エミネミの纏っていた防具「凶相の黒甲冑」に付与されていた固有スキル。

その効果は、肉体の損傷具合によって自身の殺傷力を底上げする、というもの。

要はダメージを受ければ受けるほど、傷が多ければ多いほど攻撃力が跳ね上がるというもので、エミネミの尋常ではない攻撃力はこのスキルの恩恵を多大に受けていた。


しかし、このスキルの恩恵を受けるには傷を負い続ける必要があるため、精神力が強靭でなければ使いこなすのは極めて難しい。戦闘中、致命傷を負えば必殺の威力を叩き出せるが、死んでしまうかもしれない。とはいえ、回復してしまえばスキルの恩恵が受けられない。その点からして、「常在戦場」とは非常に相性のいいスキルだと言える。




・スキル『闘気操作』


魔力とは別に、肉体に流れるエネルギーを闘気と呼ぶ。

魔力との違いは、二つ。一つは想像力に依存するか否か。もう一つは、外側に干渉するものか、内側に干渉するものか。


まず一つ目だが、闘気は感じることが極めて重要。体内に流れる気というエネルギーの循環。それを感覚で視認する必要があり、それができなければ闘気を扱うことはできない。その部分においては魔力も同じ工程を踏むわけだが、魔力の場合はそこからさらに想像力を働かせないといけない。想像力の強さが魔導師の力量を分ける要因だが、闘気の場合は想像力を必要としないので、比較的簡単に扱うことができる。



二つ目は、闘気の効果は内側に干渉するものであること。外の世界に想像を具現化させる魔法とは違い、闘気は内側に対し作用する。例えば身体強化が一般的で代表的だ。魔力で身体強化は行えず、強化できるのは武器などの無機物のみである。人体に作用することはできないが、闘気はそれが可能。他にも諸々の使い方があり、極めれば生存率を莫大に増加させることができる。



・四凶


この世界に四人存在する絶対強者。どこの国にも属さず、権力にも魔王にも屈しない、誇り高き人間種。約五十年ほど前から四凶という名が広まり、あらゆる組織や個人、国が手中に収めようと剣を交えるも全て返り討ちにあっている。かの魔王ですら手におえない戦力と実力を保有し、その有様は一つの国に匹敵する。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

武器化少女と処女ビッチに挟まれた俺、とりあえず異世界で無双する。剣と魔法の世界なのになぜ俺だけ大鎌なの? まあいいけど。いいんかい。-葬鎌のシスフェリア- 肩メロン社長 @shionsion1226

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ