あとがき。改。

 1万時以上の短編を書いたのは初めてです。

 今作はボーイミーツガールを意識して書いて見ました。


 実は葉田通りで殺人予告を出したのは、橋崎さんにしてみようかな?という着想があったのですが、それだとあまりに可哀想なのでなしにしました。


 黒猫は自分と同じような存在を増やさないように、無愛想ながらも奮闘するナレノハテとは対立する存在です。彼は自殺スポットに迷い込む人を活気づけてくれるというボランティアの人がモチーフです。かの自殺スポットと呼ばれる場所に迷い込む人々を力強い言葉で励まし、生きる活力を与えてくれる彼の姿が今も脳裏に印象づいています。車は彼の愛車という設定ですが、これは富士山の樹海にある、乗り捨てられて放置された車が元ネタです。


 ナレノハテは死んだ人間の成れの果て。自殺をしたことによって天国にも地獄にも行くことができず、永遠にこの世を彷徨うこととなった存在で、常に孤独感に飢えています。それで一つでも多くの魂を体内に取り込もうとします。彼から発せられる声は彼自身のものではなく、体内に閉じ込められた幾つもの魂の声が悲痛な叫びとなって出てきています。


 遺書に関しては色々な想いがあるので。

 あと、この二人が結ばれたらいいなって思って書いたのがロマンスマモン。

 いつまでも二人には幸せでいてほしいです。我ながら親バカです(未成年)


↓ロマンスマモン

https://kakuyomu.jp/works/16817139556304084535

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死にたがりのボクとカノジョ 長宗我部芳親 @tyousogabeyoshichika

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