第101話 ~薄切りボアとキャベツ炒め~

 よし!

 君に決めた!



 ボア肉はほんと使い勝手がいいなあ。


 ~薄切りボアとキャベツ炒め~


 ―材料(四人分)―

 豚ロース薄切り(しゃぶしゃぶくらい薄い) 300g

 キャベツ 3cm角切り 1/2玉くらい

 おろしニンニク 小さじ1(1片)

 豆板醤 小さじ1

 長ネギ みじん切り 50g

 小ネギ 小口切り 1本


 ★酒 大さじ 2

 ★砂糖 小さじ2と1/2

 ★しょうゆ 大さじ 3


 ―作り方―

 1 フライパンか鍋にたっぷりのお湯を沸かす(豚肉ゆで用)


 2 キャベツは蒸し器で蒸す(フライパンに水200CCを沸騰させ、蒸し網に乗せ蓋をして5分。沸騰後は中〜弱火で!空焚き注意)


 3 フライパン(か鍋)にサラダ油、ニンニク、(豆板醤←好み)、長ネギを入れ弱中火で約10分、長ネギくったりまで炒める


 4 1のフライパンで、豚肉を1枚ずつ広げ茹でる。火が通ったらザルにあげ、水気をしっかり切る。


 5 3の鍋に★の調味料を加え、ひと煮立ちしたら火を止める。


 6 2のキャベツを皿に盛る。

 4の豚肉を5の鍋に入れ、タレを絡めてキャベツの上に乗せ小ネギを散らす。


 7 フライパンで蒸す時は、水が沸騰した後は中〜弱火で!!

 強火のままだと水が蒸発して空焚きになり危険です



 てってれーーーー!!


 やったぜデレク

 さすがだぜ!


 おいしそうにできたねえ


 さっそく試食。

 って全員よだれ出してんじゃねえか。


 まあ今回のは材料もテキトーだし味付けもテキトーだし


 テキトーって最強じゃね?


 あ、いかんいかん


 もういいよ

 みんな食べちゃえー!


「「「「うっまーーーーー!!」」」」

「リフリフ!!」

「ピッピっピッピ!!」


 そうかそうか良かったよかった。

 こうして今日も街のみんなに炊き出しを行う。


 しかしレオシュ様、がんがんやれって言ってたけど大丈夫なのかな?


 ま、考えても仕方ない

 みんなが喜んでるって事は間違ってないって事だよね?



 ――――――


「あのガキども…… いつになったら出立するのだ?!」

 顔を赤らめて怒りを物にぶつけている領主のロート。


「せっかく野盗やらなにやらを雇って待機させておるのに奴らが動かなければ金だけがかかるではないか!!」


「ロート様。一度命令を解除なされては? このままではいつになる事やらわかりません」


「ええい、うるさい! ここまで来て止められるわけがなかろう! もうしばらく続けるのじゃ!」


 そう言って執事を下がらせる。


「覚えておけ田舎者レオシュ! そちらが動かぬならこちらから動くまでの事よ!! おい! 誰かいるか!? すぐにデズモオに手紙を送れ!」


 そう言うとまた悪い顔でニヤリと笑うのであった。

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