第61話 ~オークととキャベットの卵炒め~

「お疲れ様です! みんな、無事で良かったです」

「そうだね。

本当に、よかったよ」

「セアラ、すごかったよ!」

「そんなことないですよ。

でも、二人が協力してくれたおかげです!」

「私も、少しだけど役に立てたかな? 私なんかが、みんなの足を引っ張りたくないんだ」

「もちろんです! ユツさんがいなければ大変でした。それに、ユツさんのおかげで助かりました。ユツさんは、すごいんですよ!」

「そう言ってくれて嬉しいよ。

ここからもよろしくね」

「はい、こちらこそ」

こうして、無事に依頼を達成できた。オーク討伐を終えた後、ギルドに報告するために町に向かう。道中で、魔物に襲われることはなかった。きっと、先ほどの男性が守ってくれたんだと思う。彼は、優しい人だったのかもしれない。

「ねえ、セアラちゃん。お腹すかない?」


「そうですね。

私も、ちょうど空いていたんです。

どこかで、ご飯を食べませんか?」

「いいね!賛成だよ!」

「私も、食べたいな……」

「じゃあ、せっかくだからさっきのオークを使いましょう!」


さて全集全集!!


~オークととキャベットの卵炒め~

―材料―

オーク肉(豚バラ切落し) 適量(@150g程度)

キャベツット 4枚(約200g)

溶き卵 適量(2個分)

(片栗粉 適量)

塩 適宜

こしょう 適宜


A(おろししょうが  1/2片分

酒 大さじ1

しょうゆ 小さじ1/2)

B(塩 適宜

こしょう 適宜

片栗粉 小さじ1)


―作り方―

1 オーク肉は、大きいものは食べやすく切り、下味()をもみ込む。

2 キャベットはざく切りする。

3 フライパンに油(大さじ1)を熱し、塩・こしょうをした溶き卵を流し入れ、大きく混ぜ、半熟状になったらいったん取り出す。

4 そのままのフライパンに残りの油を熱し、オーク肉を炒める。色が変わったら(2)を加えて炒め合わせ、Bを加え、倍量の水で溶いた片栗粉でとろみを付ける。(3)を戻し、さっと炒め合わせる。


(シャーナたちはまだ片栗粉はありません)


できたーーー!!


「いいにおーい!!」

「リフ―!!」

「ピッピ!!」

「これはいいですねえ!」

「おいしそーー!!」


ではでは、いっただっきまーす!


もぐもぐ!!

うまうま!!


「おいしい!!」

「ほんとだね!」

「美味しいです!」

「ピーピィー!」

「ふわぁ〜〜」

あっという間に完食してしまった。

「ごちそうさまでした!」

「ピーピィ!」

「あーおなかいっぱい!」


「そうだね! 満足だよね!」

「はい。とても、美味しかったです!」

「うんうん!最高だったよ!」

こうして、私たちは満腹のまま宿屋に帰った。宿に帰ると、待機していたみんなが出迎えてくれた。どうやら、私たちが帰ってくるまで待っていてくれたようだ。アンドリューは、心配してくれていたのか私のところに飛んできた。可愛いなあ〜癒される〜 アンドリューの頭を撫でながら、みんなのところに行く。すると、突然アンドリューが飛び立った。その先に目をやるとそこには、例の男性がいた。

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