第30話 ~オニオーオムレツ~

 卵だ!!!


 全集に載ってる野菜と卵を使ったお料理を全力で探す!!


 ほほおおおおおおお


 これは!!

 よいではないか!

 よいではないかあああああ!!


 よっし!!

 朝ごはんはオムレツだ!!!!



 ~オニオーオムレツ~

 ・・・材料・・・

 フォレストコッコの卵 1個(でかい!! 普通の卵3個分はある)

 玉ねぎ 1個

 バター 大さじ2

 塩 適量

 胡椒 適量

 油 適量


 ・・・作り方・・・

 卵は白身を切るようにしっかりとまぜ、塩と胡椒で味を付けておく

 オニオーを薄切りにして塩を少々振って、油少々で炒め、しんなりしてきたら、バター(大さじ1)を加えてさらに炒める

 オニオーがこんがりと甘くなってきたら、塩胡椒で味を調える

 バター(大さじ1)を加え、ほとんど溶けたところに溶いた卵を加える、この時、焦げるのを恐がって火を弱めると生臭くなるので、強火で仕上げる

 へらで大きく混ぜ、半熟になったら優しく形を調える


 ※ 何よりもスピードが勝負!




 手際よく作るべし!

 完成!!

 やった

 出来た


 よくやった! デレク!!


 早速、試食してみよう。


 あちち

 はふはふ

 うまい!

 美味しいよおおおおお!

 幸せーーー!!

 最高ーーーー!!



「うまい!!」


「これは美味しいですねえ!!」


 カーゴさんもデレクも気に入ったみたいだね。

 

 アンドリューは

 お?

 食べるのか


「リーーーーフ! リフリフ!」


 美味しいらしい

 よかったよかった


 ん?


 ふっふっふ

 ふっふっふっふっふっふ!!


 いいこと思いついたあ!!!


 これをレオシュ様の朝食にお出しするのだ!!

 きっと喜ぶに違いない!!!


 そうと決まれば


 厨房に戻って準備だ

 楽しみーーー!


 早く作ろう、いや作るのだ

 デレク!

 お、カーゴさんも手伝ってくれる?

 おっけーー!


 まずは下ごしらえから!

 フォレストコッコの卵はあるね!


 さて、次はキャロッテだ!

 こっちは少ししか無いけど、オニオーとキャロッテのスープはグレードアップしてるからね!


 大丈夫!

 いけるはずだ!!




 館の食堂にはすでにレオシュ様が座っていた。


 おお、早いね!

 さすが!


 隣にシャーナも着席する。


 アンドリューは?

 厨房の入り口あたりでウロチョロしている


 まあいい、後で呼ぶとして先にご飯を出そう!


 まずはフォレストコッコの卵で作ったオニオー入りオムレツ。それと、パンプキサラダに、キャロッテスープ。


 よし!

 完璧だ!


 さあ!

 召し上がりやがれ!



「おお!! これは! なんておいしいんだ!! 卵料理? たまご!」


「はい! これは昨日のフォレストコッコの卵です!」


「なんだって?!」



 おお、すごい勢いで食べ始め、あっという間に完食してしまった。


 ふむ、喜んでくれたようでなによりだ!


「ふぅ、久しぶりにこんなに食べてしまったな。領民に申し訳ないが」


 レオシュ様は申し訳なさそうに話してる。


「レオシュ様。それはひとまず置いてください。あなたが元気に健康であり、領を守っていくことが一番に考えるべきことです」


 クレートさんはレオシュ様にそう言いながら食後のお茶を出している。


「シャーナ。さっきはすまなかったね。まさかフォレストコッコの件がこんなことになるなんて」


 いいぇーーーーい!!


 それそれえ、待ってた言葉はそれだよおお!

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