中学三年生の考えと憤慨について
haru1030
第1話 僕が大人に対して言いたいこと
私は愛知県のとある公立中学校に通う、しがない学生で、年齢は14歳、三年生だ。
そんな自分は普通に生活をし、普通に勉強をし、普通に高校に進学をする予定の人間なのだが、ある時思ったことがある。
それは、「何故子供は無力で不自由なのに、大人は自由で何でもできるのだろうか」と言う疑問だった。
僕はそれ程成績が良い訳でも無いし、運動も並に出来るくらい。友達は少なく、趣味は読書。教室の端っこでいつも放課に本読んでるタイプの奴みたいな感じだ。
ある日の朝。担任の先生が教室に入ってきて、朝の会を始めようと日直が号令を掛けようとした時だった。
「お前髪長すぎる。それ校則違反だからな。」
と先生は私を注意した。注意された時、教室に閑静が包み込む。僕は直ぐに、「ごめんなさい。明日切ってきます」と謝った。
その後先生は「分かりました。気を付けなさい」と返し、それで注意は終わった。
クラスの緊張がとけて、いつも通りの授業が始まった。だが僕は、「先生や学校はいつもいつも校則々々と口にしているけれど、その校則を守る必要があるのだろか。又、それらの校則は合理的か、必要なものなのか」という疑念に苛まれ、一日中考えながら授業を過ごしたのだった。
いや、先生に注意された位で気にし過ぎだろ、と言われば確かにそうだが、僕はあらゆる束縛や不合理な考えが嫌いなタチなのだ。
だからこそ僕はこの校則について考え、調べることにしたんだ。
先ずネット。ブラックについて調べてみると、膨大な量の情報が出てきた。髪型指定はブラック、長さ指定もブラック。憲法違反、幸福の追求が何とか等、様々な情報を知った。
まあ分かったことを纏めると、我が中学校は相当ブラック校則に溢れていると言うことだ。
他に何があるのかと言うと、下着と靴下の色は白出なければいけないだとか、靴は学校指定の真っ白な靴でなければいけないだとか、ツーブロックはダメだとか、ブラックかそうでないか
曖昧のものも多く存在すると思った。
ではそれらをブラック校則だとすると、それを守らなければいけない理由なんて、完全に無いと思う。
だって、靴と靴下を白色にしなくちゃいけない理由がある訳ない。しかしかなり昔に決まったルールを、皆が守り続けた結果、伝統として根付いた。それを守らない者は異端者として糾弾され、不合理なルールによって断罪される。
こんなことおかしいだろう。それにもっと許せないことは、教師は髪型や靴なんて自由であると言う事だ。
僕に散々髪が長いって言った女の先生なんて、髪が肩に垂れている程長髪だ。校則だけじゃない。何だったら服装もだ。
僕達は制服か体操服しか着用が許されない。しかし、注意をする側の服装は自由、鮮やかな色合いの服ばかりだ。
こんなことはおかしい。間違っている。不合理だ。
でもその事を察している生徒は、他の生徒や先生も理解している人がいるのだと思う。
しかし、彼らはそんな不合理なルールをいつまでも守ろうとする。それは自分が、集団から異なるのが怖いから。また、先生又は教育委員会などに逆いたく無いから。様々だろう。
そうだ。僕たちに出来ることなんて何も無い。生徒会を通じて、多少は改善出来るかもしれない。しかし、生徒会役員になる生徒は大抵人気な奴か、内申点が欲しい奴で、校則の改善なんて公約に掲げている人、3年間見たことない。
ならお前がやれって?ごもっとも。だけど陰キャな僕がどれだけ足掻いたって、当選は不可能だ。世の中の不条理は、中学の社会でも通用する。
完全に無力な僕が出来ることと言ったら、この憤懣の気持ちを文章に綴ってストレス発散する位しか方法が無い。結局、僕は逃げるという選択しを選ばざるを得なかった。
大人は自由、子供は束縛。理由は単純。子供に自由を与えると、事故や不都合を起こすから。それなので、一定の年齢になるまで規則の枷で僕達は拘束される。
そんなこと僕は分かっているんだ。 分かっている。だからこそ、自分がどうしようもなく無力であることに対し、憤慨しかできないから悔しいんだ。
けれども、僕は、出来ることは無いかと考えた。僕が、割と得意な事で、この悔しさを伝えたい。
だからこうして、拙い文章で思いをしたためたんだ。
多分これを読んでいる生徒、大人は、「子供の戯言、詮無きことだな」と一蹴するだろうが、それでも全然構わない。ただ、僕という1人の少年が、大人達による束縛に憤っているということを、知って欲しかったんだ。
最後に、大人達に言いたいことがある。
俺は子供じゃない。俺達子供だって、同じ人として生まれたのなら、平等な権利があるはずじゃないのか?
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この文章を、学年LINEに投稿して見事炎上しました。やったぜ。陰キャの大躍進。明日、部活行くの超憂鬱だわ。因みに陸上部。
良かったらコメント等よろしくお願いします。
悪口批判コメントも歓迎しています。SかM、どちらかと言えばMなので、むしろ快感です。
中学三年生の考えと憤慨について haru1030 @haruya1030
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