先の移り変わりと時の流れが早くも緩くも感じられて、時間の尊さが浮き彫りになるようでした。
互いの形見がこのように役割を果たすのは、とても素敵です。一縷の望みが繋がった時、お二人の間にあった糸がピンと張ったように感じました。
作者からの返信
蒼翠琥珀様
朝早くから読んでくださって、コメントを書いてくださって、ありがとうございます!
今回の「花信風」は季節の花を咲かせる風とのことでしたので、風が吹くごとに深まる二人の関係を辿ってみました。
二人がお互いに渡した形見の品に注目してくださってありがとうございます!
友三郎は袴を穿く身分でなくなったとき、根付けを小袋にいれて首から下げ慣れない作業をしていたのだと思います。
2つの品がまたそれぞれの持ち主の元に戻って良かったです。
めちゃめちゃ一生懸命食らいついて読んでしまいました(笑)。
身分がどうあれ、生まれ育った国がどうあれ、恋い焦がれる気持ちは正直で。
波乱の世を、その恋を貫いた二人の絆は、より一層強いものになるでしょう。
トモも、ととさまが帰ってきてくれて嬉しいでしょうね。
最初はかかさまの後ろに隠れて、恥ずかしがって様子を見ているけれど、両親の仲の良い様子に、これが「ととさま」というものかと、段々と自然に親子になっていくのでしょう。目に見えるようです。
三人の傍を、優しい花の香りが風に乗せて、また、通っていくのでしょうね。
素敵なお話でした。
作者からの返信
緋雪様
いつもありがとうございます!
食らいついて読んで下さって嬉しいです。
力強い応援団に、友三郎もウメもトモも喜んでいると思います。
三人の新生活は静岡の茶園。大変な茶農家生活ですが、ウメは元々農家の出なので酒井家の中で一番の働き者になる気がします。
今後は花の香りにお茶の香りが加わった三人の物語りになるのでしょうね。
最後になりましたが、お星さまとレビューをありがとうございました!
とっても嬉しくて、何度も繰り返し読んでしまいました。
花信風に運ばれた瑞々しい恋物語に、うっとりしました!
二人の甘い恋心だけでなく、時代を大きく動かす背景の描写が、美しいだけでない地に足のついた人生をしっかりと感じさせてくれて、大変読み応えがありました。
再会できて良かったです。
これからは親子三人で末永く、幸せに暮らしていけますように^^
作者からの返信
鐘古こよみ様
こちらにもおいでくたさってありがとうございます!
二人の恋のお話しを楽しんでいただけて、とても嬉しいです!
時代に翻弄された二人です。
この後親子三人で静岡の掛川で茶農家になる予定です。