第8話 エピローグ
『あぁぁんあんだめそんなに激しくしちゃ壊れちゃうよ、お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん、あっあっあっあっあっ、中にちょうだい・・・・・・』
「ちょっとお兄ちゃん、有紀ちゃんに変なこと言わせないでよ」
そう勢いよく基氏の部屋のドアを開けると、バーチャル女子高生ユエルの結城有紀と作品の話をしていると思い込んでいた、碧純が真っ赤な顔へと変わった。
「うわ、バカ、ドアはノックしてからにしろよ」
「ごめんなさい・・・・・・ごゆっくり・・・・・・」
エッチなゲームをやりながら自家発電をしている基氏の姿を見てしまった碧純は恥ずかしくて顔から火が出そうだった。
「お兄ちゃん、さっきは御免なさい」
「うん、学校行っている最中にするべきでした。ごめんなさい」
二人はリビングでお互いに頭を下げて謝る。
「・・・・・・でもね、お兄ちゃん、妹物でそのそう言うことはね、ちょっとね」
「だって、二次元妹が好きなんだからしょうがないだろ」
「二次元妹?三次元は?」
「二次元妹美少女が良い」
「キモ」
「キモくない」
「ママに聞いて判決を貰います」
「うわ、お前、それは反則だぞ」
『お兄ちゃんが妹物エロゲーをして一人でエッチなことをしていました。判決を』
素早く打ち送る碧純。
「うわ、碧純、本当に送るかそれって、それ父さんだぞ」
「あっ、間違った」
あまりにも急ぎすぎて忠信に送ってしまったメッセージ
『父さんはお前達の子供が抱きたい』
「・・・・・・パパ公認になっちゃったね」
「高校卒業までは絶対にそう言うことしないからな」
「お兄ちゃん、そう言うことってどういうこと?」
にんまりといたづらっぽく笑う碧純微笑みは今まで一番の微笑みだったかもしれない。
「とっに、変なこと言わすなよ。セックスはお前の卒業式の後、俺も童貞卒業するの、わかったか」
「・・・・・・キモ」
と、言いながら満足げに碧純はニッコリとしていた。
『お兄ちゃんのためならパンツもあげるよ』って絶対あげないからね!現実の妹を見てよ!お兄ちゃん 常陸之介寛浩★他サイト読者賞・金賞W受賞 @shakukankou
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