第21話 今年度という。

この扉が開いたのさ。

っと。

めでたく今年度という扉が開いて、半年が経とうとしている。


ずっと来た。

探り探り。

前年度の《痛み》を抱いて。


なんてラクなの!!

あからさまに嫌われていないことの。


幸福。


まーね。

界隈には、界隈の、独特が漂っている。

その界隈に、いなかった私である。

ポンと入った界隈で。

数年という歳月を経た。

まだ何も分からない。

ただ慣れた。


経験という、慣れだ。

業務とは違う、眼で、界隈を眺める。

日課。


界隈の深さ、狭さ。

正規の人たちの、頭脳。

そうではない私。


磨かれた意思はあるか?

まだ今、削っている途中~。

探り探り。

界隈という、溶液のなかで。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

この扉を開けたなら ぽふ、 @a-piece-of-harmony

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ