第180話 ゴールデンウイーク ②

《市入祭》


 毎年5月5日は、地元、郡山こおりやま麓にある清神社すがじんじゃの例大祭『市入祭いちいりさい』が開催されます。

毛利元就の必勝祈願の場所として知られる清神社。

例祭として、京都祇園祭の山鉾を形どっただんじり屋台が繰り出し子供歌舞伎を上演します。

子供歌舞伎は350年の歴史があり地域の中学生たちが毎年、その伝統を紡ぐ担い手として活躍します。

地元商店街は歩行者天国となり、フリーマーケット、新鮮野菜市、飲み食い広場、色々な出店が立ち並び、まさに古き良き時代の祭りの雰囲気が楽しめます。


 その『市入祭』に娘たちと行ってきました。

もうこの行事に参加するのも恒例となっています。(コロナ禍中は中止)

この日は孫息子(娘の長男、高校1年生)も1時間半かけてバスに乗って我が家にやって来ました。


 長男家族も、『市入祭』に来るというので、現地で合流しました。

一番上の今年大学生になった孫息子(息子の長男)はバイトをしているので来れなかったのですが、高校2年生の孫息子(息子の次男)と小学3年生の孫娘(息子の長女)は長男夫婦と一緒に来ていたので、孫たちは従妹同士で盛り上がっていました。


 この日は天候にも恵まれ、普段は寂れた商店街も予想以上の人出で賑わい熱気に溢れていました。

私たちは、思い思いに飲み食い広場や出店で美味しいものを見つけて食べながら、祭りの雰囲気を楽しみ、だんじり屋台の子供歌舞伎に酔いしれました。

娘や息子は地元に知った人も多く来ていて、出会う度に懐かしさで話が弾んでいました。

息子のお嫁さんのお姉さんが知り合いの人達とフリーマーケットを開いていたので、そこにもみんなで行ってみました。

お嫁さんも要らなくなった子供のおもちゃなどを一緒に出品してもらったようで売れたと喜んでいました。

娘の友達に出会った時にお願いして、長男家族、娘家族と一緒に記念の写真も撮りました。

3時頃までブラブラしたあと、長男家族とは現地で別れ、娘たちと私も帰ることにしました。


 帰りは夕食に焼肉がいいというので、その材料を買い物し、家でホットプレートを使って焼肉をしました。

そして、孫息子は翌日も色々予定があるようで泊まらず帰るというので、夕食後、またバスに乗って自宅へと帰っていきました。

今日だけの為にわざわざバスに乗ってきてくれたことが嬉しかったばぁばでした。


 この孫息子(高校1年生)、行動力があって、春休み中は一人で宮島に行ってきたそうです。

自宅から自転車で宮島口まで行き(1時間くらいで行けるらしい)、そこからフェリーに乗って宮島に行き、その後もブラブラして帰って来たのが夜の9時だったとか。

宮島には家族で何度も行っているので、慣れてるらしいけど、一人で行くなんてすごいなって思いました。

ほんといつの間にか成長したなと感激しました。


近況ノートに画像あります。

https://kakuyomu.jp/users/cocopin/news/16818093077011388984

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る