第181話 ゴールデンウィーク ③

《まったり読書と映画鑑賞》


 娘たちが来ていた3日間のうち、2日間は出かけていたので、最終日の6日はどうしようかと思っていたら、娘の提案で、今日は何もせず、みんなそれぞれまったり好きなことをして過ごそうということになりました。

やった~!それなら私も有難い!


 とは言え娘たちが母の面会には行きたいというので午前中、母の面会に行き、そのあとはのんびりすることにしました。

(母の面会の様子は後日、私の拙作『介護の時間』で書きます)


 母の面会に行く前にカレーだけは作っておいたので、それをお昼に食べてからは、孫たちはゲームをしたりユーチューブを見たりしてそれぞれ楽しんでいました。


 私が図書館で借りていた東野圭吾さんの『プラチナデータ』の本を娘が見て、

「この映画、面白かったよ。Prime Video で無料で観れるのでみる?」と言うので

「観たい!観たい!」と娘と一緒に観ることにしました。

娘の家ではスマホからテレビに繋げられテレビで観れるのですが、我が家のテレビは古くてそのタイプのテレビではないのでスマホの画面で観ました(笑)


 『プラチナデータ』の上映は2013年で二宮和也さん主演のサスペンス大作。

今から11年前の作品なので、二宮和也さんが若い!

原作は作家・東野圭吾さんの傑作ミステリー。

豪華俳優陣が結集し、近未来の世界観をスタイリッシュかつスリリングに描いています。


あらすじを少し……。

舞台は近未来の日本。

国民全員のDNAデータ“プラチナデータ”を国が管理することにより、冤罪がゼロの世の中になっていた。

数学者の蓼科兄妹と開発したDNA捜査システムで、数々の難事件を解決してきた科学者が神楽龍平(二宮和也)だった。

しかし、次々に起こる猟奇殺人事件の犯人のDNAはプラチナデータにない“NF13”と呼ばれていた。

そんな時に蓼科兄妹が連続殺人事件の被害者となり、システムが導き出した犯人はなんと神楽自身だった。

真犯人は誰なのか?

なぜ神楽のDNAが現場にあったのか?……etc

そんな謎を解いていくのも面白かったです。


 原作はあともう少しで読み終わるところだったのですが、映画では原作とはかなり違った切り口で、ラストも違っていました。

映画では神楽(二宮和也)が警察に追い込まれるシーンが迫力がありました。


 映画を見終わった後、原作を最後まで読みましたが、大まかな設定は同じでも、内容は大幅に違っていてその違いを楽しめたのも面白かったです。

それぞれ良さはありますが、私はラストはもちろん全体的に原作の方が深みがあって良かったです。

一時期、東野圭吾さんにハマっていて片っ端から読み漁っていましたが、最近また、東野圭吾さんの作品が読みたいなぁと思い、今年、「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェスチャレンジ賞で図書カードネットギフト500円分が当たっていたので、それを使って、東野圭吾さんの『クスノキの番人』の本も購入してました。

これは東野圭吾さんが「小さな奇蹟を時々書きたくなります」と書かれた本なので、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』みたいに心温まる本かなと楽しみに読んでいます。

6日は娘たちがいながらも私の時間もたっぷりとれた一日でした。

夕方には、娘たちは楽しかったと言って帰って行きました。


 孫たちや娘が来てたって、こんな思い思いのまったりの日もあっていいんじゃない!って思えたゴールデンウィーク最終日でした。

おかげで私は東野圭吾さんの作品にどっぷり浸れて有意義に過ごせました。


私のゴールデンウイーク①~③、最後までお付き合い頂きありがとうございます。


近況ノートに画像あります。https://kakuyomu.jp/users/cocopin/news/16818093077093278601

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