第849話 それは、余分に税金をかけてもいいでしょう。

和歌山県にある、真言宗の総本山、かの空海も「修業中」との高野山とその周囲の集落。人口は2600人だが、年間観光客が140万人ほど訪れるそうだ。もちろん、「世界遺産」としての「観光」だけではなく、「信仰の地」として、信仰心で登山される方も少なくなかろう。


しかし、「オーバーツーリズム」の言葉通り、2600人の街に140万人も訪れると、住人はたまったものではない。もちろん、ごみの収集や、トイレの問題、上下水道の問題などインフラストラクチャーについても、地域にとって大きな負担となっていることは想像に難くない。


ということで、高野山が「観光客」に対して、法定外税をかけることにしたそうだ。名目としては「入山税」ということになりそうだ、とのことである。


状況を考えれば、致し方ないと思われる。その入山税で、高野山の寺院や周囲の集落の環境が良くなれば良いと思う。

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