第710話 妥当な判断だと思う。あぁ、よかった。

第529話、604話、605話で取り上げた、東大阪市にある中河内救命救急センターで起きた、トラブル。


COVID-19で人工呼吸器管理となっていた患者さんに、医師が「気管切開」を提案したところ、どういう経緯かは不明だが、患者さんが医師に対して、「(人工呼吸器)止めてみぃ」と悪態をついたそうな。「本当に外してみなければ、分からないんだろうなぁ」と思ったのかどうかは不明だが、医師は、モニタ管理下で人工呼吸器を実際に外し、酸素飽和度の悪化が見られたので、再度人工呼吸器を装着した、というトラブルだった。


それに対して患者さん側が、「人工呼吸器を外す、という暴行を受けた」と警察に被害届を出し、結局、医師は検察に送検されることとなった。


今日のニュースで、その医師が「不起訴処分」となったとの報道があった。「捜査の結果、暴行と認めるに足るまでの事実が認定できなかった」とのことである。


妥当な判断だと思う。最近、「えっ?なんで?」という判決を見ることが多かったので、ホッとした。

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