第611話 きれいなウロコ雲

最近、大気の状態が不安定で、あちこちで水害を起こすほどの雨が降ったりしている。こちらでも、「快晴!」なんて思っていたら、天気は一転、窓に水滴がたたきつける音がするほどの激しい雨が降り、10分ほどでまた止んで、などという天気が続いていた。私のスマホに表示されている天気予報も、ここ数日は「雨」マークが続いていた。


今日は久々に「雨」マークではなく、「曇りのち晴れ」となっていた。9月も中旬となって、日中は暑いものの、朝夕はずいぶんと涼しくなって、すっかり秋めいてきた。


今朝も出勤時には青空とお日様が。もう少し季節が進んでくると、出勤時は「日の出前」となってしまうのだが、秋分の日を迎えていないので、まだそこまでではない。


明るい日差しの中、車を走らせ、職場の駐車場に車を止めて、病院に向かって歩き始めた。


目の前にはきれいなウロコ雲(巻積雲)が。ついこの前までは綿雲(積雲)と入道雲(積乱雲)が空を占めていたのだが、今朝はもうすっかり秋の空であった。


「あぁ、秋だなぁ」と、朝からすがすがしい気分だった。


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