2023年 9月

第599話 どっちもどっち、ガックリだよorz

野村農林水産大臣が、海洋放出を行なっている「処理水」を「汚染水」と言い間違えたことについて、いろいろと問題が起きている。


「汚染水」と「処理水」の違いについては、ここでは割愛させていただくが、海洋放出を行なっているのは「処理水」であって「汚染水」ではない。


「政治家」という職業は、ある意味「言葉を適切に(「正しく」ではないのがミソ)使う事を求められている」職業だと私は思っている。もちろん、「ヒューマンエラー」は誰でも起こすことなので、私が以前、「0.08ml」使用すべき薬剤を、自分はそういっているつもりで「0.8ml」と桁を間違えてしまい、大変になったことがあるのだが、野村農水相も、「汚染水」と「処理水」の違いを知らずに発言したのか、ご自身は「処理水」と言っているつもりで、口が「汚染水」と言っていたのかはわからない。


ただし、立場としてはその二つを決して間違えてはいけない立場なのは確かである。そこを認識していたのかどうなのかは重要である。もし単純な言い間違えではなく、「不勉強」ゆえのことであれば、それ相応の責任を取るべきであろう。


氏は岸田首相から叱責を受けた、とのことだが、それはそうだろう。大臣自身も自身の発言を取り消し、陳謝しているとのことである。


今朝のNHKニュースではこのことについて、「風況被害を悪化させるものである、とのことで野党は厳しく追及する姿勢を見せている」と報道していた。


このニュースを聞いて、ガックリした。私自身、少しタイムラグはあるものの、結構新聞の隅まで繰り返し読むほうだが、野村農水相がそのような発言をした、というのもこのニュースで初めて聞いた(朝は子供たちが新聞を読むので、私は夜に朝刊を読む羽目になっている)。


「風評被害」を言うなら、「嫌がる人たち」は野村農水相の失言如何にかかわらず、食べないだろうし、「気にしない」人も同様に、失言如何にかかわらず気にしないと思っている。中国、香港が日本の海産物の全面禁輸に踏み切ったので、少し魚の値段は下がるかもしれない。それなら、少し家計には優しくなるだろう。


叶うなら、良心的な企業が、「適切な値段」で福島の魚介類を買い取り、「適切な値段」で、「福島頑張ろうフェア」を行なってほしい位だと私は考えている。


閑話休題。野党の失言も相当なものである。何が「厳しく追及する」なのだろうか?特に現第一野党である「立憲民主党」。小西議員の問題など、今は話題に上がらなくなっているが、きっちりと責任を取り、処分をつけたか、という点では「放置」になっているのではないか??日本共産党も「党首公選制」を唱えた党員を「分派行為」として除名にしていたわけで、その排他性、独善性について何の自己批判もない。それで何が「厳しく追及する」なのだろうか?「与党の横暴」を許さない「野党」とは、揚げ足取りに終始するようなものではないと思うのだが?


朝一番から「がっくりorz」となった次第である。

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