第552話 天罰覿面(天罰てきめん)

昨日、「小さな呪い」をいくつか書いた。その罰が当たったのか、私に「小さな呪い」が降ってきた。


昨日の「小さな呪い」の一つに「小銭がじゃらじゃらしているので、買い物を小銭ではあろうとして、一生懸命数えた挙句、1円足りなくて、結局小銭が増えた」というのを上げていた。


私は朝、コンビニに寄って、「自分へのご褒美」を買っていくことが多い。今日もコンビニに寄り、シュークリームを一つ買った。


私の財布もジャラジャラと小銭が溜まっていたので、小銭を数えたが、残念なことに1円足りなかった。


「あぁ、昨日、あんなことを書いた罰が当たったんだろうなぁ」と思いながら千円札を出し、支払いをしていると、何と小銭入れの死角からもう一枚1円玉が見つかった。何だ、きっちりお金はあったのではないか!


これは痛恨の極みである。1円足りなかった、どころの悔しさではなく、1円足りないと思い精算してもらっていたら、引き返せない時点で新たに1円が見つかった、よくよく探せば、きっちり小銭の整理がついていたわけである。


「あぁ、要らんことを書いたからやなぁ。天罰てきめんやなぁ」と反省する次第である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る