第482話 Oh!Jアラート!

私は6:30前後に出勤している。今日もそれくらいに出勤した。いつもの通りNHK総合ラジオを流しながら車を走らせているので、6;30からは、ちょうどラジオ体操の時間である。


車を運転しているので当然体操はできないのだが、今日はラジオ体操の途中で急に放送が途切れた。5秒程度は無音になっていたであろうか?


昔聴いた話だが、ラジオでは20秒以上無音が続くと「放送事故」となるそうである。なので、ラジオ放送では極力「無音」の状態を避けているのが分かる。なので、数秒間の無音でも、すごく長く感じた。「あれ?ラジオが壊れた??」と思うほどに。


そして数秒後の無音の後、「Jアラート、Jアラート」と放送が流れ始めた。北朝鮮がミサイルを発射したとのこと。Jアラートを発令された地域は「沖縄」だった。


北朝鮮から事前に、「5/31から6/11の間に『人工衛星』を打ち上げる」とアナウンスがあったのは知っていた。北朝鮮の発表を丸ごと信用するわけではないが、わざわざ「期間」を指定して、そこにミサイルを撃ち込むか?というと、そこもどうかと疑問に思う。


北朝鮮がミサイルを打つときには、多くの場合日本海の北西方向に打っているが、今回は南南西の方向に打ち上げている。地球の自転を考えると、人工衛星を打ち上げるには、その向きが適切だそうだ。


本日の読売新聞夕刊では、6:35頃にレーダーから消失したとのことである。ロケット発射は6:28と放送していた。


6:28に飛翔体が発射され、6:31頃にJアラートが発令されたのは、タイミングとしては適切だと思う。システムが適切に動いたのであろう。Jアラートが解除されたのは7時過ぎだと記憶しているが、飛翔体が消えたのが6:35頃、北朝鮮から仮にミサイルが発射されたとして、日本に着弾するのは10分後程度のことらしい。と考えると、Jアラート解除が少し遅かったのでは、と思わなくもない。もちろん、石橋は叩くに越したことはないが。


う~ん、「人工衛星を打ち上げる」と言って、「人工衛星」を打つ、ということを繰り返して、私たちを油断させて、不意にミサイルを撃ち込む可能性もあるので、対応をどうするのかは難しいところである。


今回は、何もなくて良かったと思う。Jアラートも適切なタイミングで出せたのではないかと思う。今回は前もって言っていた通り「人工衛星」らしきものを打ち上げたのかもしれないが、いつか違うものがやってくるのではないか、という怖さがあるのは困ったものである。なんてことを思った出来事だった。

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