第74話 その動き… プロだな。
先日の仕事帰り、いつもの通勤路を車で走っていた。渋滞はしていないが、それなりの車の量で、私の前には原付2種のバイクが走っていた。
別に何をするわけでもなく、適切に車間距離を取りながら、流れに合わせて車を走らせていた。
いわゆる片側1車線の「府道」から「国道」に出るためには、橋を越えたところにある交差点を左折して、堤防を走る必要がある。橋を渡り始めるころから、私も、前のバイクも左折の方向指示器を出し始めた。左折の時は、自動車もバイクも左に寄り、巻き込み事故を防ぐ必要があり、前のバイクも私も、橋のところで車両を左に寄せて交差点に進入しようとした。
交差点に進入し、左折する直前、前のバイクのライダーが速やかかつ大きな動きで左後方を確認、そしてすぐに前方の横断歩道を渡ろうとする人がいないことを確認し、スムーズな動きで交差点を左折していった。
後ろで見ていた私は、交差点でのそのライダーの動きを見て、ライダーの仕事に気づいた。
たぶん、あの人、白バイに乗っておられるだろうと。
それほどにキビキビかつしっかりと左後方確認、前方の交差点確認を行ない、交通の流れに沿って走っていった。ちょっと格好良かった。
と同時に、あの人のお仕事中に出会わなくてよかった、と思ったのも正直なところである(笑)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます