第20話 筋肉が大円団
昔々あるところに7人の小人がおりました。
小人達は来る日も来る日もせっせと筋トレに励んでおりました。それぞれの個性を活かして筋トレに励み、気付けば小人でありながら筋肉だけは普通の人間の大人よりもまっそーでした。
そんな小人達が散歩に出掛けたある日の事。1つの村が盗賊に襲われているのが見えました。
7人のまっそー達は盗賊を追い払い、村人達はお礼に宴を催し7人はたらふく飲み食いして帰っていきました。
またある時のこと、今度は7人のまっそー達のところに、前に盗賊から助けた村人が来たのです。
どうやらまた盗賊が村を狙っているらしいと言われ、助けを請われたのでした。
7人のまっそー達はご馳走にありつけると考えて再び村を助ける事にしたのです。
今度村を襲おうとしているのは40人の完全武装の盗賊達です。流石に武器すら持っていない7人のまっそーでは太刀打ち出来ないのは明白でした。
だから7人のまっそー達は村人も戦うように説得していきました。
村人達は当然の事ながら死にたくありません。ですが説得に応じて1人また1人と戦う決意をしていきました。
盗賊達が襲って来たのは夜になってからの事です。
まっそー達は村に近寄って来る盗賊達に奇襲をかけ、ヒットアンドアウェイで倒していきます。
更にはボージングで盗賊達を威嚇します。7人のまっそー達が7者7様のポージングで威嚇する姿は圧巻でした。
そして、あーしてこーしてを繰り返していくうちに、盗賊は1人減り1人減りを繰り返し遂には全滅したのでした。
流石に被害はゼロではありませんでしたが、少ない被害で済んだのは僥倖と言わざるを得なかったでしょう。そして盗賊達の危機が去った村では盛大に宴が催されました。
7人のまっそー達は村人から持て囃され、お礼に斧を貰いました。
こうして意気揚々と7人のまっそー達は「HI-HO!」と唄いながら自分達の住処に帰っていったのです。
そんな帰り道の事、7人のまっそー達が貰った斧を湖に落としてしまったお話しや、倒れている美少女を拾って介抱する話なんかもあったようですが、文字数的にそれらの話しは余談となりましたとさ。
めでたしめでたし。
7人のまっそー達はその後、村人から絵巻物で言い伝えられ7人の
そしてその絵巻物の中には赤、青、黃、緑、桃、黒、金で7人が華麗にカッコよくポージングしている姿が描かれていたそうな。
~Fin~
筋しなばしかむ肉 ~相方はいりません~ 酸化酸素 @skryth @skryth
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます