第三章

無悪斬人（さかなしきりと）…アイリスと別れたのち、一人で旅を続けている。とある依頼で行動をともにしたアゾッロから直接依頼を受けて、モンテッロを探しにピニャルナ山へと向う。

ライオット・アゾッロ…冒険者専門の武具を取り扱うライオット商会の会長。一人息子のモンテッロが自宅を出たきり帰ってこないことを不審に思い、無悪に捜索を依頼する。無類の親バカ。

ライオット・モンテッロ…アゾッロの一人息子。大した実力もないのに仲間とともに徒党（パーティー）を組んで冒険者を名乗っている暇人。ピニャルナ山に出かけると言い残して行方不明になっている。

リナ…ピニャルナ山の麓に位置するブラン村で経営している宿の娘。村に到着したばかりの無悪を強引に宿に引き込む。

テオ…ブラン村村長。

マオ…テオの息子。ピニャルナ山を調査しようとする無悪に並々ならぬ殺意を向ける。

イシイ…ピニャルナ山に巨大な研究室を設けて、とある研究に心血を注いでいる白衣姿のマッドサイエンティスト。使えないもの容易に切り捨てる非常さを持つ。

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