ももじろう

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ももじろう

昔むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました…


というのはもう何年も前のおはなし。おじいさんとおばあさんは、鬼退治から帰ってきた桃太郎の持ち帰った宝物のおかげで、幸せに暮らしていました。


ある日、おじいさんは山へゴルフに、おばあさんは川…ではなく家で○ーバーイーツを頼んでいました。

10分ほどで、キジが桃の栄養ゼリーがいくつか入った箱を運んで来ました。

中には、美味しいゼリーではなく、元気な男の子が入っていました。

これにはおばあさんもびっくり。桃から生まれた子だから、「ももさぶろう」と名付けました。


お昼時になって、おじいさんが帰ってくると、話を聞いて「ももじろう」の方がいいと言いました。

危うく喧嘩になりそうでしたが、おばあさんは

「じゃあ○ーペックスできめましょう。」と言いました。


しかし人数が足りません。そこで2人は○ンスタでDMを送り仲間を呼ぶことに。

おじいさん、さる、鬼とおばあさん、いぬ、ももたろうでゲームが始まりました。


僅かな差でおじいさんが勝ち、男の子の名前は無事に「ももじろう」と決まりました。


それから数年、ももじろうはよく遊び、よく食べ、元気にすくすくと育ちます。

しかし、おばあさんは日に日に元気を無くしていってしまいました。


便利な世の中で家から出ず過ごしていたので体が弱り、ももじろうの持ち帰ってきた新型コロナウイルスに感染してしまったのです。

ももじろうが病院に連れていくと、今の医療ではどうすることも出来ない最新型の株に感染していることが分かりました。


ももじろうは自分で勉強し、おばあさんを助けることを決意。

○ーチューブやリモート授業を駆使し、知識を身につけると研究を始めました。


数ヶ月後、ももじろうは全集中の呼吸を身につけ、自身の領域を展開し研究をメキメキと進め、ついにワクチンの開発を達成。


ワクチンを摂取するとおばあさんは元気を取り戻し、おじいさんと一緒にまた仲良く暮らし始めました。


一方のももじろうは、医療界のエースとして一躍有名になり、その後も多くの人々の笑顔を守りましたとさ。

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