僕はこんな誤解されてきました!
羽弦トリス
第1話目付き
僕の目は左右0.2の腐れ目。最近は老眼も入ったいる。40代前半なのに。
僕は学生時代、授業中以外はメガネを掛けていなかった。
だから、田舎のヤンキーによく絡まれた。
「すいません。視力が悪いので」
と、言う日々。ヤンキーは、僕がケンカ売ってる様に見えるらしい。
それはそれで、大したことは無かった。
高校二年の時に転校生がやってきた。
かわいいがちょっとヤンキー。
コイツは僕の事を目の敵にしていた。
理由は、目付きが人をバカにしている。だった。
コイツは高校を中退したが、鏡で僕は自分の目付きを確かめた。
目が細く、これは勘違いされるだろうと考えて、常にメガネを掛ける事にした。
あの頃は、面白かった。ヤンキーのチビが僕の襟首を掴んだ時、腕を捻り上げていた。
だが、この青年が今の身体になったと思えばちと悲しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます