少し不思議な雰囲気で物語は始まっている。故郷に戻ってきた主人公は、なぜ「彼女」を忘れていたのか。まるで追体験のように進む物語は、過去と現在とを行ったり来たりしているようでもある。この不思議な物語を、ぜひ皆様にも読んで頂きたい。絡み合った謎は解けていくのか、解けた先に何が待っているのか。それを期待しながら、レビューを締めさせていただく。