合う合わないは自分だけでは決められない

ただの私のひとりごと

　人には、それぞれに合う人や合う仕事があることは確かだろう。自分と相性がいいから長い人付き合いができるし、自分の強みや特性によって仕事を手にすることができたのだろう。人はそれぞれの感覚や好き嫌いによって、人生をどう歩むかをある程度決められる。

　でも、それは「ある程度」であって、自分の人生だからといって全ての決定権は自分にはない。自分が「この人とは波長が合うし、仲良くできそう」と思っても、相手もそう思っているとは限らない。「この職場の社風は自分と合っているから長く働けそう」と就活生が思ったところで、面接官がその学生が自分の企業とマッチしていると感じるかは別問題である。「大好きで一生大切にする」と思い、いくらアプローチしても、片思いの相手とうまくいくとは限らない。

　人生には、自分が決められることは限られている。まだ長く生きてはいなくても、それぐらいはわかる。

　あぁ大変だね〜

　だったらもうこの際、深く考えずにいく方がいいのでは？

　何もかも思い通りの人生なんて奇跡すぎるし、予想できる未来なんてつまらないよね？

　エンディングが見える小説よりも、大どんでん返しの物語の方がおもしろいよね？

　自分の期待と違ったら、これも運命だと受け入れよう。

　もちろん、それを簡単にできる人も、できない人もいるけどね。

　でも、

　At least we can try to make the best of our lives.

　この限られた時間の中で。