【この物語を読み終わった君へ】
――さて。
はてな島の新聞記者ソラマメと、
まずは『ブラックにゃんデー』の事を最後まで
君のおかげで、これからもはてな島の猫たちは楽しく伸び伸びと暮らす事が出来そうよ。
……でもね。
君が無事だったから言えるのだけど……。
実は、今回の『ブラックにゃんデー』はとっても危なかったの。
だって『守り神』の私が、ソックスに捕まっちゃったんだから!
美しかった白い羽も、黒くなっちゃったし……。
そう、実はね。私の本当のお仕事は、卵を産む事ではなくて、はてな島を守る事なの。
『ブラックにゃんデー』の日、私と仲間達99羽は一つの『守り神』となる。
その「本当の自分」を楽しんでいる猫達から、外の島から来た猫を守る役目を私たちはしているのよ。
だから、ソックスの家に居た私は『ブラックにゃんデー』の日、みんなの所へ戻れず、仲間達は本来の力を出せなくて、とある一匹の猫の
そう、誰が、キャットタワーの赤いボタンを押したのか、作中では詳しく描かれていないけれど、きっと君には分かっちゃったよね?
もちろん、あの子も気が付いていないし、結果として北の壁が壊れて、コマリと国王様が仲直り出来たの。だから、これからも、この事は内緒にしてあげて欲しいの。
もう誰かさんがキャットタワーの内部をバラバラにしちゃったから、赤いボタンを押しても二度と動かないしね♪
――え?
コマリ達は、これからもはてな島で暮らして、怖くないのかって?
君も見てきたでしょ?
愉快で、陽気で、ちょっと不思議な猫が集まる、はてな島。
ドキドキ、ワクワクばかりの素敵な島。
ちょっとぐらい怖い事があっても、ずっと見守っていたくなっちゃうでしょ?
それに、私もやっとみんなの居るお家に戻れたから、もう決して危ない目には合わせませんよ……!
ご安心あれ!
(•ө•;)&???
「あ〜、居た居た!」
「……こけ?」
「探したぞ、マドンナ! こんな所に居たのか。さあ、家に帰ろうな」
「こけ……!?」
「やっぱり、お前(の卵)が居ないと、俺(の朝ご飯)が、寂しいよ……」
「こ、こ……?!」
「さ、行こう」
「こけーーーー!?」
「♪」
【HAPPY(ΦωΦ)END……?】
にゃんと不思議なはてな島 さくらみお @Yukimidaihuku
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。