地味でも硬派でもアニメ化の可能性はある!

スズヤ ケイ

アニメ化するなんて思ってなかったし

 本当はツイッターに書こうと思ったのですが、あまりに長くなりそうなのでこちらで垂れ流す事にしました。


 テンプレ長文タイトル好きな方には不快な内容になるかと思われますので、ブラウザバックを推奨します。


 また、あくまで私の独断と偏見による考察が混じるので、そのへんも大人の対応をして頂ける方のみお進み下さい。














 ……よろしいですか?


 ここまで読まれた方は、注意事項を了承して頂いたものとみなしますね。


 それでは早速本題に入ります。




 ちょっと名前まで出すとアレなので伏せますが、以前漫画から入って読み進めた作品があったんですよ。

 タイトルも短いながら、意味が通るもので好感度よし。


 以下でピンと来る方もいるかもしれませんね。


 とある冴えない中堅冒険者が、冒険中の不慮の事故によってアンデッドと化してしまい、力を付けつつ人間へと戻ろうとする、という硬派なあらすじです。


 実に起承転結がしっかりしており、何より主人公が誠実にして勤勉。


 生前、才能が無い代わりに地道に築いた人脈を駆使して、別人に成りすます事に成功し、アンデッド化による強力な力でルーキーとして成り上がっていく、といったとても丁寧でわかりやすいストーリーなんですね。


 そう、まるでお手本のように。


 それは逆に言えば、教科書通りのテンプレをそのまま踏襲しているようなもの。


 確かに読みやすく、次の展開もわかる作品だなーくらいに思っていたんです。当時は。


 それが……まさかアニメ化までしてしまうなんて思いもしませんでしたよ。青天の霹靂とはこの事です。


 作品そのものは上に挙げたように、非常に丁寧なものなのですが、言い換えれば、完全に使い回された今や古典と言ってもよいものでした。(一応褒めてます)


 が、特別面白い、とまで言い切れるものではありません。

 敢えて辛辣に言いますが、説明は丁寧ながらオリジナリティーには乏しく、所詮は微劣化コピーでしたから。※1


 他に幾千万とある似たり寄ったりの作品群から、何故これがそこまでヒットしたのか?


 私はそれが不思議でなりませんでした。



 たまたまそういうのが好きな編集さんが目を付けたのか。

 だとすればラッキーですね。祝ってやる。



 もしかしたら、ゴブスレに見られるように、地に足のついた泥臭い作品の流行りが来ているのでしょうか。

 私はこの説を猛烈に推したい。


 何故ならば、日の目を見ない硬派な作品にこだわる書き手にとって、強い追い風となるのですから。


 長文ざまあや安易なハーレムに飽きた層が、一周回ってある意味斬新な気持ちでお手に取っているのかも知れません。


 だとすれば、今が波に乗るチャンスではないでしょうか。


 私は今連載している作品にある程度目途が立ったら、すぐにでも新作に取り掛かるつもりです。というかもうプロットはできてるんですよ。


 初心に帰って、ガッチガチの異世界ファンタジーを書き殴ってやるんです。

 今は何故か、歴史ものと現代ものを書いておりますが、元々私は異世界畑で育っているのです。


 ナーロッパ上等じゃないですか。


 ジャンル縛りで書けなかったあれやこれやを全て書き尽くせたなら、さぞかし愉しいだろうなあ、と息巻いております。


 まあ、結局ダークファンタジーになってしまうんだろうな、と自己分析してますが(笑)。



 さてさて、言いたい事は言い切って、話も脱線しつつあるので、今回はこれにて。


 異論反論はツイッターにて随時受け付けております故、そちらへお願いします。炎上覚悟で書いてますぞ。


 本来チラシの裏に書くべきである駄文にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。


 最後に、私同様軟派なラノベが苦手な硬派な方々へ一言。

 一発かましてやりましょうぞ!!



※1

文中では平凡な作品と断言していますが、それを貫いて商業デビューまで持って行った事実は素直に素晴らしいことです。尊敬に値します。悪しからず。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

地味でも硬派でもアニメ化の可能性はある! スズヤ ケイ @suzuya_kei

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ