匿名コン作品置き場

解説

解説

ご来訪くださり、ありがとうございます。

南雲 皋様主催

「匿名短文みんなのアイドル企画」

「板野かも擬態杯」

及び、そのサブ企画である

板野かも様主催

「【サブ企画】 #匿名短文みんなのアイドル企画 Bonus Track」

https://kakuyomu.jp/works/16818093087779853536

に、一作ずつで参加しました。

◯「2007年10月06日」

板野かも擬態杯の開催に当たり二次創作可と聞いたので、「あえて真っ正面から殴りかかる感じのやつで行こう」をテーマとし、取り掛かりました。スゴ腕の作者様に全力の二次創作をぶつけるとか、控えめに言って最高じゃないですか。「半端なもん書けない」ってプレッシャーを勝手に自分にぶつけてピリピリしつつ、『IDOLIZE』『NAVY★IDOL』『芸能界の闇』といった諸作品と、モデルある指原（さしはら）莉乃（りの）氏の諸情報やインタビュー等も込みで参照して書き上げました。なおタイトルの日付は指原氏のオーディション合格日です。完全に板野さん「だけ」を狙いに行ったタイトルです。

そして、解説以外で備忘を。

おぢさん、おぢさんだからね。しかも普段書いてるのもいい年こいたおぢさんの苦悩とかですし、元気な若い子の口調とか無理。できなくもないとは思いましたが、ちょっと研究時間が膨大になりそうだったのでカット。なので作中人物の口調についてはいったん chat GPT 先生のお力を借りました。元になる台詞を自分が書いて、それを先生に修正していただく、としたんですね。マホウノジュモンは「このやり取りをより若い女の子っぽく修正してください」でした。その変貌ぶりがかなり興味深かったので見て。

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ありがとうございます！　（筆者の記者パスを見る）板野さん、ですね。こちらこそ、おかげさまで突破できました！

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ありがとうございますっ！　あっ、えっと……板野さん、ですよね？おかげさまで合格できました！

（笑）やだなぁ、板野さんが会場のみなさんを味方にしてくれたんですよ？　私、何度か板野さんのほう見てましたよね？

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も～、そんなことないですって！板野さんが会場の皆さんを応援ムードにしてくれたんですよ？私、何度か板野さんの方を見てましたよ？

そうですよぉ。オーディションですし、みなさんの目が厳しいのはもちろんでしたけど、板野さんの目は特別に厳しかったですもん。見極めてやるぞ、みたいな。絶対応援してもらうぞ！　って燃えましたよ。

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そうですよぉ！オーディションだから、みんなの目が厳しかったけど、板野さんの目はなんか特別で……“見抜いてやるぞ！”って感じで。だから、私も“絶対応援してもらうぞ！”って燃えてました！

サビに入った瞬間！

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サビのとこですよねっ！

はい！　あそこで板野さんの目つきが変わって、その瞬間、まわりの方々の反応も変わりましたから！　すごかったですよ、オセロでパタパタひっくり返したみたいに！　本番じゃなかったら私、あの瞬間ガッツポーズしてたと思います。

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はいっ！サビに入った瞬間、板野さんの目がキラーンって変わって、そしたら周りの方も反応が変わって……なんかオセロみたいにパタパタって空気が変わったんですよ！本番じゃなかったら絶対ガッツポーズしてました！

なんて言うんでしょうね、会場の空気感というか。特に厳しい目つきをされてる方の辺りって、緊張感がすごいんです。そうした方を解きほぐせると、そのことがまわりにも伝わるみたいで。もちろん応援してくださるみなさんのことは嬉しいですけど、そうでない方にだって振り向いてもらえなくて、何がアイドルだ！　って感じじゃないですか。

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なんでだろ……会場の空気？特に厳しい目つきの人って、緊張感がビリビリ伝わってきて！そういう人が応援してくれると、それが周りにも広がる気がするんです。応援してくれる方はもちろん嬉しいけど、振り向いてもらえなかったら、アイドルじゃない！って思うんです！

いえいえ、まだまだ全然ですよ。板野さんを味方につけたいって頑張るのにいっぱいいっぱいで、会場の他の方、んーと、７人、だったかな。最後まで味方につけられませんでしたし。ここがスタートなので、みなさんを、というのはなかなか難しいですけど、気持ちだけはそのつもりで頑張っていきたいと思います！

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いえいえ、まだまだです！板野さんを味方につけたくて精一杯だったし、会場の方の7人……くらいかな？最後まで応援してもらえませんでしたから。ここがスタートだから、みんなに届くように、頑張ります！

はい！　私も板野さんにご挨拶できて良かったです、良い記事を書いて頂けるよう頑張るので、これからもよろしくお願いします！

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はいっ！私も板野さんにお会いできて嬉しかったです！いい記事を書いてもらえるよう、これからもよろしくお願いします！

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（笑）とかもう使わねぇよ時代錯誤かよオッサンと突きつけられてめちゃくちゃダメージ。

ともあれこういう、なかなか自分じゃ出力しきれない部分を補えるのとか控えめに言って最高かよって思いました。依存しちゃうと危ない気配もありますので、なんとかいいおつきあいの仕方を考えていきたいな、と思います。

いやほんと、下手に依存したらあっという間に転げ落ちますわこれ……マジで危ない……。

◯皇帝陛下は☆ゆにばーさる☆あいどる

「みんなのアイドルと言えば皇帝／劇場型独裁者でしょう！」がこの企画における着想でしたので、実はこっちのほうがはじめの着想に忠実です。とはいえ指宿（いぶすき）リノって板野アイドルユニバースにおける皇帝（実際に板野作品登場人物から「皇帝」と呼びうるキャラに目星をつけて掘り下げることにした）なので、実のところ二作は通底してるんですけどね、と言うどうでもいいよもやま話をしつつ。

メイン企画で「板野かも作品に全力でぶつかってく」をやったので、サブ企画の方では「わりと氏素性を隠さない状態で全力で悪ふざけをする」としました。こんな作品を出せばメイン企画作に対する煙幕になるんじゃないかしら、とかも狙ってます。

ちなみに元ネタはカモフラージュコメントにも書いたとおり、唐（とう）の太宗（たいそう）李世民（りせいみん）と魏徴（ぎちょう）。ただこっちは拾い上げ、翻訳、翻案、セリフ化、ルビ芸化の工程があまりにも膨大で死にましたので、小説としての完成度は高くないんですよね。すまんな、割と「小説を組み上げる」気力をメイン企画作で使い果たしちゃったんですわ。

以上、匿名企画で楽しませていただいた南雲 皋様、及び板野かも様、お二方にお礼……になるのかな？　よくわかりませんが、ともあれ感謝の気持を込め、全力を2作に投じました。

すでに情報が出ておりますが、現在自分は錚々たる顔ぶれのプロ作家さんがたにまじり、魏晋南北朝（ぎしんなんぼくちょう）時代最大のトリックスターと言われる武将、侯景（こうけい）を取り扱った「侯景SF」なる珍妙なアンソロジー企画に携わっています。今回の参加は、こいつに立ち向かうために気合いを入れる絶好のチャンスだった、というのがありました。

なにせ、歴史小説ってそのものが二次創作みたいなもんですからね。俺にとっては「2007年10月06日」と「歴史小説」が完全に同じ箱です。今回みたいなプレッシャーの掛け方をうまく次の山にも持ち込み、書き切りたい。そう考えています。

こいつに集中するため、またしばらく匿名企画に関われそうもありません。次に匿名企画で遊ばせていただくときには、もっとパワーアップしたいな、と願いつつ、解説を終わります。