エビフライ天より墜ち
ポンデ林 順三郎
エビフライ天より墜ち
かつてハレー彗星と呼ばれた天体が地球直撃コースに進路を変えたのは、既に対応不可能な距離に至ってからだ。
彗星は明らかに人為的な軌道で地球を数周し、狙い澄ましたように
湾曲し、やや傾いて突き立った彗星。
それは巨大なエビフライに似ていた。
その時既に、世界滅亡を喧伝するマスメディアに煽られ、世は乱れ、彗星とは直接関係のない人災で名古屋は滅亡していた。
後に食料危機RTAと呼ばれる、日本国史上最大最速の大飢饉であった。
当然ながら、エビフライを食べようと試みた者もいたが。
驚くべきことに、エビフライは目を見開いたのだ。
何
す
る
エ
ビ
!
あと口も開いた。めちゃこわ。
殺
す
ぞ
?
🤛
手足も生えた。
しかも殺すとか言い出した。激やば。
🍤🍤
だけどバランスを崩して転けちゃった。
ので、みんなで美味しく食べました。
おなかいっぱいエビフライを食べたら、みんな幸せになるよね。
だから名古屋のみんなはとっても幸せ。
いーなー。私もおなかいっぱいエビフライ食べたいなー。
おしまい。
エビフライ天より墜ち ポンデ林 順三郎 @Ponderingrove
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