3-24 交差する記憶
「ごめんね。私たちはこれから一方的に話をすると思う。君の質問には答えられないんだ。なぜなら、私たちは、ただの記憶の欠片でしかないのだから」
あの時、
「私たちの前に君がいるということは、また繰り返されてしまったということ、だね。すべての記憶を消去して、真っ白な
「今までの
前後で交互に会話が行われる。どちらも同じ声だが、前の方の
「国ができる時、神は
「陰と陽は隣り合わせ。神はもちろん光と闇を創った。
「この身体は魂を宿して生まれたその時から、特殊な体質になる。神と名の付く存在のみが、善でも悪でも子を宿せる。孕ませるにはその霊気を注ぐ必要があり、女でも男でも例外はない。善であれば
「かつて始まりの
どういうことだろう? と
「
「
黒髪の方の
この話は、まるでお伽噺のようだが、遠い昔に実際にあったことなのだ。
「私たちは再びひとつとなり、
「宝玉もいずれは役に立たなくなる日が来るだろう。四神の守護は必須。
この地の脅威となっている妖者や妖獣は、
それは数百年前に一度止まり、封印が解かれたことで魂が解放され、再びこの世に生まれた。
それが、自分なのだと。
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