曲がり角の奥に佇むそこは常識では考えられないサイコパスな空間。囚われ見つかってしまったら、もう後戻りはできません。さあ、あなたは生き延びるためにどんな方法を取りますか?夢と現実を曖昧に取り繋ぐサイコスリラーストーリー。読み始めたら引き返せなくなりますよ……
独特の世界観は作者の心の中にある物語。どんなに辛い思いをしても生き抜いたきた者だけが語ることを許されるのなら。創造とは、その思いの表現。挫けることなく生きて来たからこそ、ホラー作品として綴れるのではないでしょうか?私には、そう思えるのです。
とある商店外にある駐車場。そこには夢でのみ訪れることのできる宿があるのです。この夢に「囚われた」ら、逃れる術はどちらか二つ。上手く逃げきるか、「捨てる」こと。何を捨てるのでしょう?どうやって捨てるのでしょう?どうやったらうまく逃げきれるのでしょう?上手くいかないと、代償はあなた自身です。正気のままで現実に戻って来ることは出来るのでしょうか?今夜寝る時はお気をつけて!夢にこの商店街が出てくるかもしれません。ああ!その角を曲がってはいけませんよ。「見つかって」しまいます。
夢にまつわるホラーなお話です。一話ごとに恐怖がつのり、気がつけば主人公には死が迫って来ます。死を回避する方法はあるのか?またその代償は?短編でしたが、好評につき長編に変更です。