第4話 マリーに告白!

マリアンヌに告白されてから、一週間がたった。

私はどうするべきかを考えていた。

やっぱり、もう一回マリーに告白して思いを伝えよう!

マリーを呼び出して告白しようと私は考えた。

「少しいいですか?マリーさん、着いてきてくださる?」

「え?あ、分かりました。」

「私はあなたのことが好きです。お付き合いしてくれませんか?」

「えっと、...」

マリーの返事を聞く前にマリアンヌがやってきた。

「シャルロット、私はあなたのことが好きです。」

と言い、マリアンヌはシャルロットにキスをしようとしてきた。

やばい!前世でも今世でもファーストキスはマリーとするって決めてたのにこのままじゃマリアンヌにファーストキスを奪われてしまう!

あともう少しで唇が当たりそうになったところで、

「ダメです!!!!!」

とマリーが大声でマリアンヌに言った。

マリアンヌがびっくりしてシャルロットから少し離れたすきに私は廊下を走って逃げた。

――――――――――――――――――――――

「あー、危なかった〜」と私は口に出した。

すると、「何が危なかったんだい?」と誰かが私に話しかけてきた。

私はびっくりしてその人を見た。その人は、私の二番目の推しで第一王子のフレデリック・ル・ワイス王子だった。もちろん最推しはマリーだ。

ちなみにフレデリック王子はシャルロットに婚約破棄をしたクリストフ王子の兄である。

私は二番目の推しに話しかけられて嬉しかったが、この質問にどう答えたらいいんだろう?と必死に考えていると、フレデリック王子が口を開いた。

「あぁ、ごめんね、急に話しかけられても困るよね、君が全速力でこっちに走ってきていたから気になって話しかけちゃったんだ」

「あら、そうでしたのですね」

「そうそう、で、何で走ってたのか教えてくれるかな?」

「えっと、ある人から逃げていたのですわ。」

「そうだったんだ、大丈夫だった?何かあったらいつでも僕に言ってね。」

「ありがとうございます」

そして、フレデリック王子と別れた。

私は何故そんなにフレデリック王子が自分を気にかけてくれるのかが不思議で仕方がなかった。













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ヒロインが大好きな悪役令嬢! ウルハ @theuruha

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