第3話 マリーの思い
私はシャルロットのことが好きだった。
もちろん今でも好きだけど、以前の私はシャルロットは私のことが嫌いなんだと思っていた。
私とシャルロットが10歳のときにクリストフ王子とシャルロットの婚約が決まったが、クリストフ王子は性格が荒いと聞いていたのでシャルロットが心配だった。だけど、当時の私は内気だったから恥ずかしくてシャルロットにそのことを言うことができなかった。
シャルロットの婚約から数ヶ月たったある日、突然シャルロットが私にいじめをしてくるようになって、王子の目の前で私を罵ったり、教科書を破いたりしてきた。突然変わったシャルロットにびっくりして私は嫌われたのだと絶望した。
だけど、シャルロットのことはずっと好きだったから、シャルロットを不幸な目に合わせないようにするためにシャルロットから王子を奪った。
なのに、シャルロットは急に結婚してほしいと私に言ってきた。私は嬉しかったが、突然のことでびっくりしてしまい断ってしまった。どうしようか悩んでいると、シャルロットの友人らしき人がシャルロットに告白をしていた。
もうシャルロットは取られたくない。
私は決心した。シャルロットに自分の気持ちを伝えることを。
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