第16話
いや〜遂に灯里との水族館かぁ…
…まぁ紅葉と同じくなぜか正気に戻ってるかもしれないしな!大丈夫だろ!
「ね、ねぇ…ま、待った?」
「ん?いや、今来たところ」
ふ、普通に戻ってる…!
なに?お前ら遊びに誘う時に威圧的になる呪いでも装備してんの?
ってか待ちあわせの時間通りなんだからそんなもんだろ、何を期待してるんだ
「そ、そう…じゃあ、これ、似合ってる…?」
「あぁ…うん、似合ってるけど?」
普通に似合ってるとしか…
現実的に考えて見惚れるとかあるか?
「そ、そう…なら!早速水族館行きましょうか…」
「お、おう…」
なんかテンションおかしくねぇか!?
灯里ってこういう感じだっけ!?
ーーー
その後、水族館の中でも何故かこの変なテンションで進んでいき水族館を満喫する二人
しかし突然灯里の家に行く事になった
「何故…?」と思いながら灯里について行く雷斗
そして遂に灯里の家に着いた雷斗は質問する
「なぁ灯里、お前の家に来たのはいいけど何をするんだ?デートも中断したし…何がしたいんだよ」
「…それはねリーダー、本来は昨日するはずだった水族館…の!先約は誰なのか聞くためよ」
…そんな事が聞きたいのか?
それなら普通に…
「紅葉だけど…」
「…!?も、紅葉ちゃんが!?そ、そんな…ってことはこれもお情け…?うぅ…やっぱり無理…」
なんか凄いネガティブな事言い出したな灯里
ってかお情けで遊んでやるとか、俺はそんなクズじゃないんだが?
ただデートとダブルブッキングしたから片方をずらしただけなんだけど?
なんならデートも紅葉が言い張ってるだけで連続して色んな場所で遊んだだけなんだが?
デートスポットとか一箇所も行ってない、ギリギリ遊園地が恋人と行くかな?位だからな?
これなら水族館に二人きりでゆったり遊んだ今回の方がデートっぽいわ
あれあまりにも色んな場所に行き過ぎてるからな?
完全に旅行の詰め込み方なんだわ
…じゃなくて!
「普通にお前と遊びたいから遊んだだけだぞ?」
「やっぱり!私とは遊びだったのね!」
なんかすげぇすれ違いをした気がするぞ?
気の所為かな…?
「だから…今回水族館で遊んだのは、お情けじゃなくて、お前と行きたいから行ったの?分かる?」
「…え?ってことは紅葉じゃなくて私を選んでくれるの?」
「…いや、何に選ぶの?」
「え?あっ…いや、何でもないですぅ…」
えっなに?急に何かに気づいた顔をした後に顔を真っ赤にして手で覆っちゃったんだけど…
「…でも!ってことはこれからも私とは友達でいてくれるんですよね!?」
「おう、当然だろ?」
つーか友人との縁ってそんなに一日で切れることあるか…?
寝取り返したくない!〜何でクズを自分の女にしなきゃいけないんだよ!〜 龍百 @ryu_100
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。寝取り返したくない!〜何でクズを自分の女にしなきゃいけないんだよ!〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます