6.ダラダラと過ごす

 勉強とか、部活動とか、そういうものに魂を燃やしたほうが良い――先人もそう言っているし、そうした方が良いということも理性ではわかっている。

 しかし、頑張るというのも中々にかったるいものである。


「ふーん、帰宅部っすかぁ?」

 部活勧誘に背を向けて真っ直ぐに家に向かおうとする君に、後ろから声が飛んできた。

 振り向いてみると、ニヤニヤと笑う女の子――同じ中学校だった広井さんだ。


「一回しかない青春……帰宅に命を燃やしちゃう気かなぁ?

 そりゃ勿体ないよキミ……ねぇ私と」

 その後、ニヤニヤと笑いながら広井さんはこう言った。


8.「一緒に帰らない?ちょっと寄り道して恋にうつつを抜かしてみようよ」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555289870474/episodes/16817139555292172315


9.「全国統一してみない?不良界のてっぺんを取ろうよ」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555289870474/episodes/16817139555292178908


10.「暗黒大滅神様に帰依しない?」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555289870474/episodes/16817139555292183509

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